美容部員への就職は難しい?成功する秘訣と正しい準備方法をプロが解説!

大好きなコスメに囲まれながら働ける美容部員。新発売のアイテムを一足早く試せたり、最新のメイク技術を学べたりと、美容好きにはたまらない仕事です。

しかし「美容部員になりたいけれど、競争率が高そうで就職できるか不安……」「就職活動を本格的に始める前に、必要なスキルを準備しておきたい」という人もいるでしょう。

そこで今回は美容部員の就職は難しいのか、徹底解説!併せて美容部員の具体的な仕事内容や必要とされるスキル、就職活動を成功させるポイントなども紹介するので、美容部員を目指している人はぜひ参考にしてください。

美容部員の仕事内容

まずは美容部員としての自分自身をよりリアルに想像できるよう、具体的な仕事内容と身に付けておきたいスキル、必要な経験・資格などを詳しく解説します。

美容部員には、大きく分けて4つの仕事があります。

  • ・接客販売業務
  • ・バックヤード業務
  • ・事務作業
  • ・販売促進業務

それぞれ簡単にご紹介しましょう。

接客販売業務

美容部員の花形業務とも言えるのが、接客販売業務。カウンセリングでお客様の要望・好み・お悩みなど伺い、1人ひとりにピッタリなアイテムを提案しながらタッチアップしていきます。

メイクに不慣れな方から美容部員と同じぐらい(時にはそれ以上に)メイクやコスメに詳しい方まで、さまざまなお客様が訪れる中で、1人ひとりに適切なコミュニケーション&商品提案をしていく必要があります。

そのためには丁寧で無駄がなく、それでいて“楽しさ”を感じてもらえるカウンセリングが必要不可欠です。ほどよく雑談を交えながらコミュニケーションを図り、必要な情報をヒアリングしていきます。

お客様の悩みや肌質、希望の仕上がり、気になっているアイテムなどが分かった後は、タッチアップで実際に製品を体感してもらいます。プロならではの技術や知識で自社の魅力を最大限アピールしていきましょう。ここで信頼関係を築けると、購買意欲が高まるだけでなくリピーターになってもらえる可能性が高まります。

会計が終わったらテスターをお渡しし、お見送りです。また次も自社製品を選んでいただけるよう、最後まで誠心誠意お客様へ接していきたいですね。

バックヤード業務

美容部員はカウンター内での接客販売業務だけでなく、バックヤード業務も多数こなしています。華やかなカウンター内とは異なり、体力勝負の意外とハードな業務です。

具体的には以下のような業務があります。

  • ・検品
  • ・納品
  • ・陳列
  • ・清掃
  • ・販促物管理

特に大変なのが検品・納品・陳列作業です。店舗の規模によっては数十個もの段ボールが届きます。新製品の発売前などは特に量が多いため、汗だくになりながら作業を進めることも珍しくありません。

百貨店によっては店舗からバックヤードまで距離があったり、階段でしか移動できないケースもあります。カウンター内に立っている美容部員の華やかさからは想像できないほど、ハードな仕事です。

他にも伝票整理や顧客へのDM作成など、バックヤード業務は多岐に渡ります。時間内に終わらせなければならない業務量が多いため、1人ひとりのしっかりとした時間管理が求められますね。

事務作業

美容部員は接客販売業務・バックヤード業務の合間を縫って、事務作業も進める必要があります。具体的には以下のような作業です。

  • ・予約伝票管理
  • ・在庫管理
  • ・売上管理
  • ・顧客管理

役職によっては、チーム・店舗の売上進捗管理、ミーティング用の資料作成なども入ります。意外と事務スキルが求められるので、基本的なPC操作は身に付けておくと安心ですね。

また、やりがいを大きく感じる業務のひとつに、イベント企画があります。新規顧客獲得のために集客イベントを企画・運営する業務です。もちろん美容部員が1人で担当するのではなく、本社の営業担当者も含めた複数名でのチームで進めていくのですが、カウンセリングやタッチアップとは違うやりがいがあります。

さらに、半期に一度程度の頻度で入ってくる業務が、棚卸。データ上の在庫と店舗内の実在庫に相違がないか、1つひとつ確認していく業務です。小さな製品1つひとつを数えていくので時間と労力がかかります。

販売促進業務

メーカーや百貨店によっては、販売促進業務が入るケースもあります。具体的には以下のような業務です。

  • ・POP作成
  • ・ディスプレイ作成
  • ・SNS投稿
  • ・オンラインコンテンツ運営

特に最近はSNSを活用するメーカーが多いので、SNS投稿は基本業務に入りつつあります。自社製品の魅せ方を勉強して、魅力的なコンテンツを発信していきたいですね。

美容部員はどんなスケジュール?

美容部員として働く自分の姿をより想像しやすいよう、ここからはスケジュールの一例をご紹介します。午前の業務例と午後の業務例を紹介した後、モデルスケジュールを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【午前の業務例】

午前中の業務は開店準備から始まります。店内を清掃し、商品の陳列をチェック。製品の魅力が伝わりやすく、お客様の手に取りやすい陳列に直していきます。開店後は主に接客販売業務を行いながら、隙間時間にバックヤード業務・事務作業などを進めます。

【午後の業務例】

午後は休憩を回しながら、引き続き接客販売業務をメインで行っていきます。美容部員のピークタイムは夕方。土日祝はお昼過ぎ頃から混み始めるので、丁寧かつ効率的にカウンセリング・タッチアップを進めましょう。閉店を迎えたらレジ締めや片付けをします。午前・午後の業務を、早番・遅番で分担&引継ぎながら進めていくのが一般的な流れです。

【一日のスケジュール例】

具体的なモデルスケジュールをご紹介しましょう。

  •  9:30 出社&開店準備
  • 10:00 接客販売業務 開始
  • 10:30 バックヤード業務
  • 11:00 接客販売業務 再開
  • 12:00 休憩
  • 13:00 バックヤード業務
  • 13:30 接客販売業務
  • 16:00 休憩
  • 16:30 接客販売業務 再開
  • 19:00 引継ぎ&退社

休憩はお昼前後に1時間、夕方のピークタイム前に30分の計90分取得するケースがほとんど。隙間時間に事務処理や販売促進業務などを進めます。

上記はモデルケースなので、実際には状況に応じてもう少し小刻みなスケジュールが想定されます。特に休憩はお客様の状況次第なので、なかなか理想通りには取れないかもしれません。

いずれにしても、お客様最優先でのスケジュールとなるため、バックヤード業務や事務処理が多い日、人員が不足している日などは臨機応変な対応が求められそうですね。

美容部員に必要なスキル・経験・資格

美容部員の仕事を円滑に進めていくためには、どのようなスキル・経験・資格が必要なのでしょうか。それぞれ解説します。

美容部員に必要なスキルと経験

正直、美容部員には求められるスキルがたくさんあります。具体的には以下のようなスキルです。

  • ・化粧品や皮膚の基礎知識
  • ・トレンドを押さえたメイクスキル
  • ・カウンセリングスキル
  • ・販売提案力 など

ただし、上記はあくまでも美容部員として働く中で身に付けていきたいスキル。就職活動の段階で身に付いていなかったとしても問題はありません。

その上で、もし就職活動を有利に進めていきたいのであれば、以下のスキルを身に付けておくことをおすすめします。

  • ・化粧品や皮膚の基礎知識
  • ・美容知識を自ら深めていく探求心
  • ・接客スキルやなんらかの接客経験 など

専門学校やメイクアップスクールなどでメイクに関する基礎知識を身に付けておくと、就職活動で役立つだけでなく、入社後もスムーズに業務へ取り掛かれます。最近は在宅で学べる通信講座も充実しているので、自分のライフスタイルに合った方法で学ぶことも可能です。

また、現時点での知識で止まっていては美容部員として長く働き続けることができません。商品や皮膚に関する情報は日々アップデートされていくので、最新情報を自ら学び、取り入れていく姿勢が求められます。就職活動中から意識的に習慣化しておくのが理想的ですね。

最後に、接客スキルもしくはなんらかの接客経験があれば、未経験での就職活動でも比較的有利です。どういった接客スタイルが得意で、どのような部分を意識しながら接客してきたのかなど、具体的なエピソードを用意しておくと説得力が高まります。色々とシミュレーションしておきましょう。

美容部員に必要な資格と重要性

結論から言えば、美容部員になるために必要な資格はありません。メイクアップスクールや専門学校に通っていなくても、メイクに関する資格を持っていなくても挑戦できるので、未経験でも比較的挑戦しやすい仕事と言えます。

しかし、持っておくことで自分自身に役立つ資格もあります。一例をリストでご紹介しましょう。

  • ・日本メイクアップ知識検定試験
  • ・日本化粧品検定
  • ・スキンケアマイスター
  • ・コスメマイスター
  • ・接客心理検定
  • ・パーソナルカラリスト検定 など

共通しているのは、美容に関する知識・技術を客観的に照明してくれる資格であること。すべて民間資格ではありますが、どれぐらいの知識や技術を持っているのかが明確になるので持っておいて損はありません。

単純に「メイクに自信があります」「美容知識の勉強をしています」と言うだけよりも説得力が増すので、ぜひ資格取得も検討してみましょう。

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美容部員の就職は難しい?

美容部員 面接

ここからは、本題である「美容部員の就職は難しい」と言われる要因を4つに分けて解説していきます。

競争の激しさ

まず考えられる要因のひとつに、競争率の高さが挙げられます。美容業界の中で美容部員は特に人気の高い職種です。華やかさへの憧れだけでなく、女性社員が多いため女性にとって働きやすい環境が整っていること、景気にあまり左右されない職種であることから、高い人気を誇っています。

また、ブランド自体が人気だったり、待遇の良いブランドなどは競争率が高い傾向にあります。競争率の高いブランドは離職者数もあまり多くないため、通年採用ではなく、年に数回しか募集がかかりません。そもそも美容部員は必須資格がないため未経験でも目指しやすい職種ではありますが、人気ブランドの場合はどうしても即戦力となる経験者が有利です。

そのため、未経験者にとっては特に美容部員の就職は難しいと感じてしまう場面が出てきてしまうのかもしれません。

企業の採用基準

美容部員の就職活動が難しいと感じる要因の2つ目として考えられるのは、企業の採用基準の特殊さです。

知識や資格、学歴や受け答えなど、一般的な採用基準に加え、ブランドにマッチする容姿・雰囲気か、精神面・体力面ともにタフかなどもシビアにチェックされています。いわばセルフプロデュース力が試されると言っても過言ではありません。

美容業界の求める人材像(資格や学歴)

美容業界の求める人材像として、ある程度の資格や学歴が求められていることも、美容部員の就職を難しく感じる要因のひとつです。

といっても、美容部員の求人では高卒以上のケースがほとんどで、中には学歴不問の募集もあります。美容関連の資格を持っていなくても大きな影響はありません。ただ、美容部員を経て本社職へのキャリアパスを希望している場合や、大手メーカーへの就職を希望している場合は専門学校卒以上、できれば大卒であった方が有利です。

また、資格に関しても美容関連の資格保持者の方が有利に進みます。必須資格がないからといって完全に未経験かつ資格未取得でチャレンジすると、思うように就職活動が進まないかもしれませんね。

 美容部員の就職成功のためのポイント

ここまで美容部員の就職が難しいと言われる要因を解説しましたが、対処法を知っていれば不安を軽減できるはず。ここからは美容部員の就職活動を成功させるためのポイントを4つご紹介します。

自己分析と目標設定

最初に取り組みたいのは、自己分析と目標設定です。

自己分析では、自分の性格や強み・弱み、アピールポイントなどを理解し、面接官に自分の言葉で話せるレベルまで掘り下げていきます。例えば自分の性格を「明るく社交的」と分析したのであれば、それを証明できるような具体的なエピソードを用意します。

短い面接時間で自分のことをより深く理解してもらうためには、エピソードが具体的であればあるほど◎。家族や友人にかけられた言葉だったり、性格が伺える行動などがなかったか、しっかり振り返っていきましょう。

といっても、自分の強みや弱みを正確に把握するのは至難の業。何も思い浮かばず時間だけが過ぎていってしまうことも珍しくありません。そういったときには、以下の方法を試してみてください。

  • ・MBTIなどの性格診断を活用する
  • ・自分の過去を振り返る自分史を作ってみる

それぞれ簡単に解説します。

◆MBTIなどの性格診断を活用する

最も取り組みやすいのは、性格診断の活用です。質問に回答していくだけで自分の性格や強み・弱み、向いている仕事などが分かるので、あまり頭を悩ませることなく自己分析できます。

もちろん、診断結果がすべてではありません。しかし、自分自身の傾向を知るには手っ取り早い方法です。特にMBTI診断は、企業側から結果を共有するよう求められることもあるほどメジャーな診断となっています。一度試しておいて損はなさそうです。

◆自分の過去を振り返る自分史を作ってみる

アナログな方法で良ければ、自分史の作成もおすすめです。自分史とは、小学生時代・中学生時代・高校生時代など、年代別に印象的だった経験・努力した経験などを書き出していく作業のこと。

どういった経験をして、その経験から何を学んだのか整理していきます。もちろん成功体験だけでなく、失敗体験を書き出すことも重要です。失敗から何を学び、どういった形で次に生かしたのかまでまとめることができれば、十分面接対策に繋がります。

ここまで自己分析できたら目標設定を行いましょう。どのような美容部員になりたいのかを軸として考えた上で、希望する企業・ブランドをリサーチしていきます。例えば自分のなりたい美容部員像が、もしかしたら志望している企業・ブランドの求める人物像と異なっているかもしれません。

自分のなりたい美容部員像が、どのように企業・ブランドに貢献できるのかを考えてみるのはもちろんのこと、そもそも志望する企業・ブランドを変更するのもひとつの選択肢です。将来像を具体的に描けていれば、面接でも芯のある回答ができそうですね。

効果的な履歴書と面接対策

続いて取り組みたいのは、ポイントを押さえた履歴書の作成と面接対策です。ここからは効果的な履歴書のポイントと、面接でよくある質問・回答例をご紹介します。

◆履歴書の書き方のポイント

履歴書では以下のポイントがチェックされています。

  • ・ビジネスマナー
  • ・丁寧さや誠実さ
  • ・求める人材像とのマッチ度 など

たった1枚の履歴書から、実は多くの情報が読み取れます。

まずはビジネスマナー。美容部員に限らず、どの業界の採用担当者も必ずチェックしているポイントです。使い回している履歴書や、シワ・汚れのある履歴書などは失礼にあたるので、ご法度。必ずメーカーごとに新しいものを用意しましょう。

また、履歴書内での表記は統一するのがベストです。西暦や和暦は混在しないよう、特に気を付けましょう。住所や氏名のふりがなは「ふりがな」と書いてあれば平仮名、「フリガナ」と書いてあればカタカナで記入します。

写真は3ヶ月以内(長くても半年以内)に撮影したものを使用しましょう。履歴書のサイズに合わせて切り取り、丁寧に貼り付けます。万が一剥がれても自分のものだと分かるよう、写真の後ろに名前を記入しておくのもおすすめです。なお、稀にプリクラやスナップ写真を使用する人がいますが、ビジネスの場では必ず証明写真を用意してください。

字は得意・不得意があるものですが、丁寧に書かれているかどうかは伝わります。できれば下書きをしてから、清書していきましょう。

履歴書の書き方は一般的なルールに則っていればOK!履歴書に見本が同封されている商品も多いので、参考にしながら書き進めてみてくださいね。

面接でのよくある質問と回答のポイント

続いて、美容部員の面接でよくある質問と回答例をご紹介します。面接練習にぜひご活用ください。

質問例)「自己紹介をお願いします

<回答例> ○○と申します。年齢は○○歳で、これまで○○の仕事に就いておりました。前職では○○の業務を担当し、○○を習得しました。前職での~~といった経験を美容部員で活かせたらと思っております。よろしくお願いいたします。

<回答のポイント> 自己紹介は簡潔な内容でOKです。気になる部分があれば面接官から掘り下げた質問が続きます。具体的なエピソードはそこで話すようにすると、話が弾みやすくなりますよ。

質問例)「長所と短所を教えてください」

<回答のポイント> 美容部員に限らず、多くの面接で聞かれる質問です。この質問を通して自分の性格や得手不得手をどのように認識しているのか、美容部員としての適性はどうか、どのような人材として活躍が期待できるかを確認しています。

回答のポイントは、美容部員として働く上での長所・短所を考えてみることです。自分自身の長所と短所を考えるとなると漠然としすぎて思い悩んでしまうかもしれませんが、美容部員としてどうか?という観点で考えると、案外思い付くのではないでしょうか。

また、性格や得手不得手は、切り取り方次第で長所にも短所にもなります。よく使われるのは、「負けず嫌い」という言葉です。負けず嫌いは長所にも短所にもなり得ます。具体的なエピソードを交えながら、美容部員として働く自分を想像してもらえる長所・短所を回答したいですね。

なお、短所を話した後はフォローとなる一言があるとベストです。短所として終わらせるのではなく、それをどのように改善していこうと考えているのか、未来へ繋がる前向きな言葉で終わらせると好印象を残せます。短所と合わせて考えてみてください。

質問例)「志望動機を教えてください」

<回答のポイント> 業種問わず、必ず聞かれると言っても過言ではない質問です。なぜこのブランドでなければダメなのか、自分の言葉で伝えるチャンスとも言えます。ポイントは、「このブランドが好きだから」「美容部員に憧れているから」といった浅い内容ではなく、具体的なエピソードを盛り込むことです。

例えば美容部員に興味を持ったきっかけや、志望ブランドで接客対応を受けた際のエピソードなどがあればぜひ盛り込みたいですね。ブランドイメージを理解し、魅力を感じ、価値観に共感できていることをアピールできるよう、自分ならではのエピソードを探してみてください。

質問例)将来、どんな美容部員になりたいですか?

<回答のポイント> 美容部員になることがゴールではなく、その先までしっかりとキャリアパスを描けているかどうかを確認する質問です。といっても、キャリアアップに興味がなくても問題ありません。大切なのは、美容部員としての成長意欲を持っているかどうかです。

ただ、やはり各ブランドが求める美容部員のイメージに合っているかどうかも確認されているので、事前にリサーチはしておきましょう。

質問例)好きなブランドやお店はありますか?

<回答のポイント> この質問の目的は、単純に好みや趣向性の確認の場合もありますが、他のブランドをどの程度把握しているのか、業界内の知識をどれほど持っているのかを確認しているケースもあります。スラスラと回答できそうな人は問題ありませんが、もし不安があるなら事前に百貨店を巡ってさまざまなブランド・お店をリサーチしておくと安心です。

また、可能であれば回答の最後に「とはいえ、やはり御社のブランドが一番好きで」といった形に繋げましょう。もちろん無理に繋げる必要はありません。ニュアンスをさらりと盛り込むだけで百点満点です。さまざまなパターンで練習してみてくださいね。

なお、上記はあくまでも一例で、自分自身に関する質問から美容の知識・経験に関する質問まで、さまざまな質問を想定しておく必要があります。

また、質疑応答の最後には「何か質問はありますか?」と聞かれることがほとんどです。意欲をアピールするチャンスでもあるので、事前にいくつか考えておきましょう。

もし、あらかじめ準備していた内容が面接中にすべてクリアになってしまった場合も慌てる必要はありません。「特にありません」と伝えてしまうのはNGですが、「実は○○についてお伺いしたいと思っていたのですが、ご丁寧にお話しいただいたので解決しました。ありがとうございます。」といった形で回答すればOKです。

実践的な経験の積み方

美容部員の就職活動にはさまざまな難しさがありますが、中でも未経験での就職活動中は、経験者よりも技術・知識ともに劣ってしまうことで難しさが増します。しかし、実は就職活動中・就職活動前でも実践的な経験を積むことが可能です。

「実践的な経験なんて、どこで積めるの?」と思われるかもしれませんね。おすすめは以下の方法です。

  • ・美容もしくは接客のアルバイトを始める
  • ・インターンシップに参加する
  • ・美容コンテストに挑戦する
  • ・美容に関する資格を取得する

まず挑戦しやすいのは、アルバイト・インターンシップの活用です。理想は美容関連のアルバイトもしくはインターンシップですが、難しければ接客業のアルバイトでも役立ちます。ビジネスマナー・コミュニケーションスキル・提案力・接客スキルなどを身に付けられれば、十分アピール材料となり、就職活動での評価対象となりますよ。

また、美容に関するコンテストで受賞したり、美容関連の資格を取得しておくのもおすすめ。自己PRに説得力が増し、就職活動でも有利に働きます。美容コンテストは受賞が難しくとも、挑戦中のエピソードが自己PRに繋がることもあるので、ぜひ一度チャレンジしてみましょう。

美容部員の就職に心強いパートナーが必要!

美容部員の就職活動は、1人で進めることもできます。ただ、志望メーカー以外に魅力的な求人があったり、実は自分と相性の良いメーカーを見落としてしまっていたりと、気が付かないうちにチャンスを逃してしまう可能性も……。

そこでおすすめは、心強いパートナーを見つけること!例えばミーテアップなら、美容業界に特化した派遣会社ならではの情報網で、1人ひとりにピッタリな求人情報を正確に把握し、提案します。

1人だと将来に不安を感じてしまうような場面でも、専任のコーディネーターが二人三脚で伴走してくれるので、自信を持って乗り越えていけるはず。接客マナー研修や販売力アップ研修などでスキルを磨いたり、メイク研修で美容部員として好感を持たれるメイクを学ぶこともできます。

1人で進める就職活動に比べて、合格率がUPすること間違いなしです。

「派遣社員だと将来が不安……」という人もご安心ください。ミーテアップを始め、派遣会社の求人には「紹介派遣」という雇用形態があります。紹介派遣は、直接雇用を前提とした派遣。派遣社員として働くのは長くても6ヶ月と定められていて、働きに応じて正社員や契約社員雇用へと変更されます。

お互いに納得した上で雇用契約を結べるので、求職者側としても魅力的な雇用形態です。就職活動に不安を感じている人は、ぜひ一度ミーテアップで話を聞いてみてはいかがでしょうか。

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