美容部員 必見!髪型のルールとおすすめスタイル、ヘアケア秘訣も公開。
美容部員必見!髪型のルールとおすすめスタイル
美容部員として働く中で、ふと「いつも同じ髪型で飽きてきた」「髪型もオシャレにしたいけれど、ルールを破ることにならないか心配……」と思うことはありませんか?難しいのは、身だしなみのルールを守りながらオシャレを取り入れるさじ加減。
そこで今回は、美容部員の髪型に関するルールを振り返りながら、おすすめのヘアスタイルを紹介します。髪型に迷ったときの参考にぜひご活用ください。
美容部員とは?
美容部員の仕事は、一般的な販売職とは少し異なります。というのも、お客様との距離が物理的に近いため、清潔感への要求度が高いのです。
特にタッチアップの際は特にお客様との距離が近づくため、肌や髪の毛、服など頭の先からつま先まで清潔であることが求められます。個性やオシャレさなどよりも清潔感が第一に求められる仕事が、美容部員です。
髪型が与える印象の重要性
第一印象の7~8割は髪型で決まると言われているほど、髪型は重要です。
きちんとセットされた髪型からは誠実さが伺えますし、ケアされたツヤのある髪の毛からは清潔感が漂います。反対に、ボサボサの髪型・プリンや色ムラ、ベタベタな髪の毛は、良い印象を持たれません。
だからこそ、美容部員はメイクだけでなくヘアスタイルにも強いこだわりを持っている人がほとんど。毎日のヘアケアに加え、定期的なヘアメンテナンスを徹底し、常に清潔感のある髪の毛をキープしています。
美容部員の髪型ルール
ここからは美容部員の髪型ルールを、一般的なビジネスマナーを踏まえてご紹介します。
まずは一般的なビジネスマナーとしての身だしなみを解説しましょう。美容部員に限らず、働く上で清潔感はかなり重要視されています。
【女性】ビジネスマナーとしての髪型ルール
ビジネスマナーの観点から女性が心がけたいヘアセットのポイントは、以下の通りです。
- ・顔周りに髪がかからないよう、長い髪はまとめる
- ・くしを通して、ボサボサ感を防ぐ
- ・色はプリンや染めムラのない、ダークトーンカラー
- ・整髪料は無香料のものを選ぶ
まず、ビジネスの場では髪の毛をまとめておくことが推奨されています。長い髪の毛は振り向きざまに人へ当たるリスクがある上、顔にかかるたびに手で触れるため、見ている人を不快にさせる可能性があるためです。
後ろ髪はまとめ、顔周りはお辞儀をしたときに顔にかかる部分をピンなどで留めておきましょう。
また、ボサボサした髪の毛は不快感を与えます。毎日くしを通し、パサつくようならオイルやバームを活用してツヤ感を出しておくのもおすすめです。その際、なるべく無香料のアイテムを選ぶことがポイント!香りは人によって好き嫌いが分かれるので、無香料がベターです。
なお、見落としがちなのがヘアカラー。社内規定に定められたトーン内に収めること、プリンや染めムラを避けるため、定期的に美容院でメンテナンスすることが大切です。
【男性】ビジネスマナーとしての髪型ルール
続いて、男性が心がけたいビジネスマナーとしての髪型ルールは以下の通りです。
- ・眉毛と耳がしっかりと見える短髪をキープする
- ・寝ぐせ厳禁!整髪料でセットする
カラーリングや整髪料に関しての注意点は女性と共通です。定期的に美容院でメンテナンスし、清潔感のあるカラーリングを維持しましょう。また、整髪料はなるべく無香料なアイテムを選ぶことをおすすめします。
男性ならではの部分でいうと、長髪は避けた方が良いということ。もちろん昨今は多様性を重視する風潮なので、企業の方針や職業によってはOKの場合もあります。しかし、営業や販売など、お客様と接する仕事の場合は誠実さや清潔感が重視されるため、眉毛や耳がしっかりと見える短髪の方が好印象です。
また、女性と同じくボサボサ感のある髪型はNG!適量の整髪料を使いながら、ヘアセットしていきましょう。女性はまとめ髪が推奨されますが、男性はむしろボリュームを出した方が快活で品の良い印象を演出できます。できればおでこを出して、明るい印象を作れたらより良いですね。
【美容部員の髪型ルール】顔が見えるようにすること
前述した通り、美容部員はお客様との距離が物理的に近い仕事です。一般的なビジネスマナーよりも強く清潔感が求められます。
長い髪はまとめる、ツヤのあるヘアカラーをキープするなどは一般ルールと共通ですが、さらに顔がはっきり見える髪型が好まれます。メイクや肌、表情がしっかり見えることでお客様に安心感を与えられるからです。
特に顔周りは、すっきりさせておきたい部分。斜め流しやオールバックなど、顔が明るくはっきりと見えるよう整えておきましょう。後ろ髪はミディアム~ロングヘアならまとめ髪、ショート~ボブならなるべくボリュームダウンしたスタイルがおすすめです。
勤務中におくれ毛などが落ちてこないよう、スティック状・バーム状のスタイリング剤を携帯しておくと安心ですね。
【美容部員の髪型ルール】髪色や長さに関する規定を守ること
気になるのは、髪色や長さに関する規定がどれぐらい厳しいのか?という点ではないでしょうか。
美容部員の場合、もちろんブランドによって多少の誤差はあるものの、多くは6~8トーン以内のダークトーンカラーが推奨されています。ただ、14トーンまでなら明るい髪色でもOKとするブランドもあるので、ダークトーンカラーが苦手な人は髪色の自由度が高いブランドを探してみましょう。
ただ、ほとんどのブランドでメッシュやハイライト、インナーカラーなどはNGとなっています。トレンドに敏感な美容部員であればあるほど流行りのヘアカラーができないことにもどかしさを感じるかもしれませんが、清潔感を重視することを考えると仕方がないのかもしれません。
髪の長さに関しては基本的に自由です。ただ、肩につく長さの場合は勤務に支障が出ないよう、ひとつ結びにすることが求められます。夜会巻きやシニヨンなど、コンパクトにまとめられるヘアスタイルが人気です。
美容部員はメイクに注目が集まりがちですが、髪色・髪型も含めてブランドを体現する身だしなみが求められます。オシャレを楽しみたい気持ちと上手く折り合いをつけながら、ブランドイメージを守っていきたいですね。
ブランドや店舗ごとのルール
ここまでビジネスマナーや美容部員が“一般的”に求められるルールについてご紹介しました。ここからはもう少し深掘りして、ブランドや店舗ごとのルールに着目して解説していきます。
ブランドイメージに合わせた髪型を考える
前述した通り、美容部員はメイクだけでなく髪型・髪色を通してブランドイメージを体現しなくてはなりません。しかし、そのブランドイメージは多種多様。同じ美容部員であっても、勤めているブランドによって細かいルールは異なります。
また、スキンケアブランドなのか、メイクブランドなのかによっても求められるスタイルが異なるようです。例えばスキンケアブランドの場合は暗めの髪色×アップスタイルの髪型が基本ですが、メイクブランドではもう少し自由度が高い傾向にあります。
入社前にブランドイメージをしっかりリサーチしておくと、毎日のヘアスタイリングの参考になりそうですね。
ブランドによってはきっちりまとめ髪以外もOK
美容部員といえば夜会巻きやシニヨン、お団子といったまとめ髪が多い印象ですが、ブランドによってはまとめ髪以外もOKとしているケースがあります。
例えばL’OCCITANE(ロクシタン)やKIEHL’S(キールズ)などは、清潔感があり、ブランドイメージさえ体現できていれば髪型や髪色は自由です。
10~20代をターゲットとしているブランドは比較的髪型に関する自由度が高いので、まとめ髪やダークトーンカラーが苦手な人は一度店頭に立っている美容部員をリサーチし、自由度の高いブランドの求人を探してみましょう。
美容部員の髪型の定番はコレ!おすすめの髪型スタイル
ここからは美容部員にとって定番の髪型と、定番に飽きてきた人におすすめのスタイルを紹介します。
ロングヘアの定番スタイル
まずは美容部員の定番ヘアスタイルのひとつである、ロングヘアから解説します。ロングヘアはエレガントで女性らしい柔らかさを印象付ける髪型です。幅広いアレンジを楽しめるため、仕事中はまとめ髪に、プライベートではゆるいウエーブにと、さまざまなスタイルを楽しめます。
ロングヘアの美容部員の定番スタイルは、やはり夜会巻きです。品の良さや華やかさが演出できるだけでなく、おくれ毛が出づらくキレイにまとめられるメリットがあります。百貨店やターゲット層の年齢が高いブランドだと、特に人気のスタイルです。
一方、10~20代向けのブランドやカジュアルよりのブランドだと敬遠されるかもしれません。その場合はポニーテールやお団子などのスタイルを取り入れてみましょう。
ロングヘアのまとめ髪は慣れるまで難しく感じる人もいます。最近はまとめ髪用のスタイリングスプレーやバームなどが販売されているので、ぜひ一度活用してみてください。
ミディアムヘアの定番スタイル
ロングヘア同様、美容部員の定番スタイルのひとつであるミディアムヘア。肩~鎖骨あたりの長さの髪型で、ソフトな印象を与えます。結べばスッキリとしたスタイルになり、下ろせば内巻きや外巻きなど、さまざまなアレンジが楽しめる点がメリットです。
前髪があるかないかによっても印象は大きく変わります。前髪のあるミディアムヘアは可愛らしい印象で、前髪なしのミディアムヘアは大人っぽくクールな印象です。美容部員の場合、勤務中はなるべく前髪を横に流すか、元々前髪なしのスタイルが推奨されますが、少し長めにキープしておけばプライベートでどちらも楽しめそうですね。
ミディアムヘアもロングヘア同様まとめ髪が定番ですが、社内規定があまり厳しくないメーカーなのであれば、ハーフアップもおすすめです。親しみやすい印象を演出できるので、10~20代の若いお客様にとっては特に来店しやすくなります。
ショートヘアの定番スタイル
スッキリとまとめられるのであれば、ショートヘアもおすすめ!清潔感がある上に、手入れがしやすいメリットがあります。ただし、ふわふわしたスタイルのショートヘアはタッチアップ時にお客様に髪の毛が当たってしまったり、仕事の妨げになる恐れも……。
スティック状・バーム状の整髪料を活用しながら、前髪も後ろ髪もスッキリとまとめておきましょう。
なお、ショートヘアは短いスパンでのメンテナンスが必要なヘアスタイルです。伸びてきたときには早めにまとめ髪を取り入れ、清潔感をキープするよう心掛けたいですね。
アップスタイルのバリエーション
ここまで長さ別に解説してきましたが、気になるのがまとめ髪やアップスタイルのバリエーションではないでしょうか。毎日同じようなまとめ髪になってしまって飽きている……という人も多いですよね。早速、美容部員におすすめのまとめ髪・バリエーションをリストにまとめました。
- ・夜会巻き
- ・ポニーテール
- ・シニヨン
- ・お団子
- ・ギブソンタック など
定番は夜会巻きですが、ブランドイメージに合わせてさまざまなアップスタイルを自分なりに楽しんでいる美容部員が多くいます。もちろん社内規定に合わせることが大前提ですが、自由度の高いメーカーであればさらに選択肢は増えるはずです。
<自由度の高いメーカーでおすすめのアップスタイル>
- ・ハーフアップ
- ・ハーフシニヨン
- ・ワンポニー
- ・編み込み×お団子
- ・ロウボーン など
上記はあくまでも一例で、メーカーによってOK・NGの線引きは異なります。また、自由度の高いメーカーであっても清潔感は必要です。ボサボサ感の出ないよう、丁寧なヘアアレンジを心がけましょう。
また、同じアレンジ方法でも位置や束ねる強さなどで印象は大きく変わります。例えば王道の夜会巻きも、タイトに束ねればカッチリとした堅めの印象になりますが、少し緩めてあげると少しだけフェミニンさやカジュアルさが生まれます。
お団子やシニヨンを作る位置も同様です。自分の好みや骨格に合わせて、理想のスタイルを探してみてくださいね。
なお、スタイル自体は同じでも、ヘアアクセサリーを変えるだけで印象はガラリと変わります。もちろん使用できるヘアアクセサリーの種類はブランドによって異なりますが、たとえ似たようなアイテムでも大きさや形、質感が変わると新鮮な気持ちになれるはず!
いつものスタイルに飽きてきたなら、ぜひ新しいヘアアクセサリーを探しに出掛けましょう。
髪色の選び方
続いて、美容部員の髪色について解説します。なぜナチュラルカラーが推奨されているのか、トレンドを押さえつつ美容部員らしさを重視したい場合はどのようにカラーを選べば良いのか詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
ナチュラルカラーの重要性
美容部員のヘアカラーは黒髪もしくはナチュラルなダークトーンが良いとされています。ブランドによって考え方はさまざまですが、主な理由は以下の通りです。
- ・肌がきれいに見えるから
- ・お客様より派手に見えるのを避けたいから
- ・清潔感を演出したいから
など
特にスキンケアブランドは髪色に厳しく、黒髪がマスト!ダークトーンすらNGとされているケースがほとんどです。一方、メイクブランドの中には髪色が自由なケースもあります。
同じ美容部員という仕事でも勤務先によって髪色の規定はさまざまなので、自分の性格や好みなどを踏まえて志望メーカーを選んでいきましょう。
季節やトレンドに合わせたカラー選び
黒髪厳守のメーカー以外なら、ダークトーンでも色味次第で季節感・トレンド感を演出できます。多くの美容部員がメイクに合わせてカラーを選んでいるようです。
例えばパステルカラーメイクの多い春やアースカラーメイクの多い秋は暖色系、ペールトーンアイテムが増える夏は元気な黄色やオレンジ系、華やかなメイクが映える冬は寒色系と、季節のメイクがより際立つカラー選びがポイント!
また、パーソナルカラーを参考に、肌や髪がキレイに見える色を探してみるのもおすすめです。明るさには規定があるからこそ、色味で個性を楽しみたいですね。
美容部員が実践する髪のケア方法
ここからは現役美容部員の方が実践している髪のケア方法について、6つのポイントに分けて解説します。
定期的にカットやトリートメントへ通う
きれいな髪の毛をキープするため、多くの美容部員が定期的にカットやトリートメントの施術を受けています。勤務中はまとめ髪にすることが多いからこそ、ついカットを先送りにしたくなるかもしれませんが、こまめにメンテナンスされている髪の毛はやはり清潔感が違います。
ヘアセット中に髪の毛を扱いづらく感じたり、勤務中にヘアセットを直す頻度が増えたりしているなら、ヘアメンテナンスのタイミングが来ているのかもしれません。普段からパサつきやうねり、ボリュームや白髪など、ヘアに関する悩みが多いようならメンテナンスの頻度を高めるのもおすすめです。
プロの力を借りながら、自信を持てる髪の毛を育てていきましょう。
簡単なホームケアを継続的に行う
現役美容部員が取り入れているのは、美容院での定期的なメンテナンスだけではありません。毎日のホームケアも継続的に行っています。
といっても、何時間もかけてヘアケアを行うというのは現実的ではないですよね。そこでおすすめは、以下のホームケアです。
- ・シャンプー前にブラッシングをする
- ・洗浄力がマイルドなシャンプーを使い、ぬるま湯でしっかりとすすぐ
- ・頭皮ブラシなどを使って頭皮マッサージを行う
- ・髪の毛に合うトリートメントを使う
- ・トリートメントは専用コームで馴染ませる
- ・ヘアケアできるドライヤーで乾かす
上記を見ると分かる通り、何か高級なアイテムを新たに購入したり、美容院専売アイテムを取り入れたりする必要はありません。頭皮ブラシやヘアケアドライヤーは、あればベストですがなくても問題ありません。
5~10分程度のホームケアなら、大きなストレスを感じることなく続けられるのではないでしょうか。大切なのは継続的なヘアケアです。自分の髪質に合うケアを見つけて、少しずつ取り入れてみましょう。
パサつき対策を意識する
毎日のドライヤーやヘアアイロン、定期的なヘアカラーやパーマなどで髪の毛が傷むと、どうしてもパサついてきてしまいます。
まとめ髪が定番スタイルな美容部員にとって、髪のパサつきは大敵。せっかくキレイにまとめても、勤務中にチラホラとおくれ毛が出てきてしまうと清潔感が低下してしまいますよね。また、パサついた髪の毛はそもそもヘアセット時に扱いづらいため、なるべく防ぎたいものです。
髪の毛のパサつきには、以下のような対策をしてみましょう。
- ・刺激の少ないシャンプーを使う
- ・髪の毛よりも頭皮を意識してシャンプーする
- ・インバストリートメントもしくはアウトバストリートメントを活用する
- ・ドライヤー前にヘアオイルを使う
- ・ドライヤーは8割方乾いたタイミングで冷風に変える
- ・セルフのヘアカラーは避ける
ヘアオイルを使っているのにパサつきが気になる場合は、使い方やヘアオイルの選び方に問題があるのかもしれません。
【ヘアオイルの使い方】
適量を手に取り、毛先やダメージ・パサつきの気になる部分を中心に馴染ませます。両手で挟み込むように手櫛を通していきましょう。前髪は、最後に手のひらに残ったオイルを軽く馴染ませる程度でOKです。
もしベトベト感が気になったり、シャンプーが泡立ちづらく感じる場合は量が多いのかもしれません。少し量を減らしてみてください。
【ヘアオイルの選び方】
ヘアオイルの選び方は、毛質や悩みによって異なります。
- ・柔らかく細い毛の人やボリュームが少ない人→サラサラとした軽めのヘアオイル
- ・量が多くごわついてしまう人→トロリとした質感の重ためヘアオイル
また、ヘアケア目的なのかヘアセット目的なのかによっても、おすすめのヘアオイルは変わります。ヘアオイルは用途や髪質に合うかどうか確認しながら選びましょう。
ダメージケアアイテムを活用する
キレイな髪の毛をキープしたいなら、ダメージケアに特化したアイテムへ変更するのもおすすめです。
前述した通り、同じヘアオイルでもダメージケアに特化したアイテムもあれば、ヘアセット用途で作られたキープ力重視のアイテムもあります。シャンプーも保湿重視・洗浄力重視・色落ち防止重視など、商品によって特性はさまざま。
パサつくということは髪の毛が痛んでいる証拠なので、ダメージケアに特化したアイテムを取り入れることで改善できるかもしれません。成分を意識しながら選んでいきましょう。
ヘアカラー後のヘアケアに注意する
美容院でヘアカラーしてもらうと、色味がキレイでずっとキープしておきたくなりますよね。もちろん毎日のシャンプーでどうしても色落ちはしてしまうのですが、ヘアケア次第でキープできる期間や質感が大きく変わります。
ヘアカラー後は以下の点に気を付けてヘアケアしてみましょう。
- ・カラー当日はなるべく髪を洗わないようにする
- ・カラー後、48時間以内にトリートメントをする
- ・色持ちに特化したシャンプーを使う
- ・39℃以下のぬるま湯で髪の毛を洗う
特に大切なのは、当日~翌日のケアです。ヘアカラーは48時間かけて定着すると言われているので、当日はなるべくシャンプーを使わないようにし、翌日はシャンプー後にトリートメントでしっかりと髪の毛を保護します。
ただ、お湯の温度が高いとカラーが落ちやすくなるので、39℃以下のぬるま湯での洗髪がおすすめです。シャンプーを何度もしなくても、ぬるま湯でしっかりすすげば汚れは十分落ちます。
摩擦でのダメージを避けながら、丁寧にケアしていきましょう。
美容部員がおすすめするヘアケア商品
最後に、美容部員が実際に使っているリアルなおすすめヘアケア商品を、シャンプー&コンディショナー・ヘアトリートメント・ヘアスタイリング剤の3つに分けてご紹介します。
シャンプー&コンディショナーの選び方とおすすめ3選
シャンプー&コンディショナーは、髪質やダメージ具合、求める仕上がりなどによって選び方が異なります。ただ、洗浄力が強すぎず、ダメージケアできる成分が含まれているかどうかは、髪質やダメージ具合にかかわらず共通で見ておきたいポイントです。
ここからは、マイルドな洗浄力でダメージケアしてくれるシャンプー&コンディショナーを3つご紹介します。
どのシャンプーを使っても満足できない人は、ケラスターゼを試してみてはいかがでしょうか。美容院でも取り入れられているケラスターゼ。カラーケアやパサつきケア、くせ毛ケアやまとまりケアなど、さまざまな髪質別にアイテムが用意されているので、自身の髪にピッタリなシャンプー・コンディショナーが探せます。
ほどよい洗浄力とダメージケアが特徴のメーカーで、美容院でも使われているだけあって香りも良いと好評です。市販のシャンプー&コンディショナーの中では少し割高ではありますが、お値段以上の価値があります。
ヘアケアの観点で言うと、トリートメントやヘアオイルをいくつも取り入れるより、とにかく質の良いシャンプー&トリートメントを使うことが大切。毎日使うものだからこそ、髪の毛や頭皮の健康を考えて、ケラスターゼシリーズを取り入れていきたいですね。
【FANCLのマイルドクレンジング シャンプー&リペアエッセンス トリートメント】
パサつきをケアしつつ、マイルドに洗い上げたいという人には、FANCLのマイルドクレンジング シャンプー&リペアエッセンス トリートメントがおすすめ。低刺激でありながら髪の毛をしっとりとまとめてくれるアイテムです。
泡立たせるための成分が入っていないので、他のシャンプーに比べると泡立ちが物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、洗浄力は問題ありません。むしろ余計な成分が入っていないおかげで頭皮や髪の毛への刺激が少ないメリットがあります。
人気アイテムであるマイルドクレンジングオイルの製法から作られているシャンプー&コンディショナー。ぜひ一度試してみてください。
【mixim POTION(ミクシムポーション)のEXリペアシャンプー/トリートメント】
最後におすすめしたいのは、mixim POTION(ミクシムポーション)のEXリペアシャンプー/トリートメントです。
mixim POTIONのEXリペアシャンプー/トリートメントは、なんと90%以上が美容液成分のアイテム。石油系の成分を一切排除した上で、パラベンフリー・合成着色料フリー・動物実験なしで製品化に成功しています。
肌や頭皮に優しい成分ですが、皮脂をしっかりと落としてくれるのでサッパリとした洗い上がりが特徴です。ホホバオイルのおかげでツヤのあるしっとり髪に仕上がる点も、美容部員としては嬉しいポイントですね。
ヘアトリートメントのランキング
毎日のシャンプー&コンディショナーに加え、定期的なヘアトリートメントでヘアケアしている人も多いのではないでしょうか。ここからは美容部員に人気のヘアトリートメントをランキング形式で3つご紹介します。
まずランクインしたのは、&be(アンドビー)のスパークルトリートメント。エタノールや石油系界面活性剤、マイクロプラスチックビーズなどを使っていない優しい成分と、ヘアマスクとしても使える利便性の高さが人気を集めています。
仕上がりはふんわりと軽い質感なので、どちらかといえば猫っ毛の方におすすめです。頭皮のべたつきやトップのつぶれやすさに悩んでいるなら、ぜひ一度&beのスパークルトリートメントを試してみましょう。
【2位】COTA i CAREのコタ アイ ケア トリートメント
第2位はCOTA i CAREのコタ アイ ケア トリートメント。髪質や希望の仕上がりに合わせて5種類から選べます。
美容院専売品なのでサロンでしか購入できない点がデメリットですが、サロン専売品というだけあって、ヘアケアの観点でいえば群を抜いています。髪の毛を内側からも外側からもダメージケアするだけでなく、頭皮もダメージから守ってくれる成分が入っているのは大きな魅力です。
5種類の中から自分に合った番号を選ぶことで、髪の毛のクセやパサつきなどを抑えられ、扱いやすくなります。香りも良いので、週末のご褒美ヘアケアにも最適です。
【1位】DECORTÉ(コスメデコルテ)のAQブースティングトリートメントヘアセラム
ヘアトリートメントのおすすめランキング第1位は、DECORTÉ(コスメデコルテ)のAQブースティングトリートメントヘアセラム。導入美容液として、普段使用しているコンディショナーの前に塗布して使います。
水分保持カプセルが髪の毛をしっかり保湿し、サラサラの指通りながら毛先までまとまる質感へ。普段と同じヘアケアに1つプラスするだけでしっかりダメージケアしてくれるなんて、心強いアイテムですよね。
香りの良さにも定評があるので、大切な用事の前日に使うとテンションが高まりそうです。どちらかといえばサラサラ感が強いので、しっとりと広がりを抑えたい人は保湿力の強いトリートメントを併用することをおすすめします。
ヘアスタイリング剤のおすすめ
最後に、美容部員におすすめのヘアスタイリング剤を種類別に4つご紹介します。
【ヘアバーム】ザ・プロダクトのヘアワックス ネロリ
ヘアバーム派の人におすすめは、ザ・プロダクトのヘアワックス ネロリ。10年以上選ばれ続けている定番の人気アイテムで、ヘアアレンジだけでなくリップケアやハンドケアなど、全身の保湿ケアに使えます。
少し硬めのテクスチャーですが、手のひらで温めるとオイル状に変化。毛先を中心に揉みこむとほど良い束感を演出できます。最後に、手のひらに余ったバームをトップへ軽く付けておくとアホ毛防止にも!
勤務中のパサつきに悩んでいる人には特に試してみてほしいアイテムです。
【ヘアオイル】ルーティーのスタイリングオイル
ヘアオイル派ならルーティーのスタイリングオイルがおすすめ。ゴールデンホホバオイルを含む全21種類の天然由来成分配合のヘアオイルで、潤いとツヤ感のある髪の毛に仕上げてくれます。
ウェット感のある仕上がりが魅力的な「リッチ」とふんわりスタイルに仕上がる「ライト」が用意されているので、求める仕上がりに合わせて選びましょう。
なお、ルーティーのスタイリングオイルは髪の毛だけでなくハンドケアアイテムとしても使えます。スタイリング後に余ったオイルは手に揉みこんで、まとめてケアしてしまいましょう!
【ヘアジェル】Me&Her(ミーアンドハー)のミルキィグロスジェル
ブランドのルールとしてカッチリとしたまとめ髪が求められている場合、ヘアジェルが欠かせないアイテムとなります。しかし、あまりに固まりすぎるヘアジェルだと髪の毛のダメージが大きいだけでなく、見栄えの意味でも気になりますよね。
そこでおすすめしたいのは、Me&Her(ミーアンドハー)のミルキィグロスジェル。ミルクinジェルなので固まりすぎず、自然な束感でまとめてくれます。シアバターやヒマワリ種子油由来の成分が配合されているので、しっかりとツヤも出してくれますよ。
【ヘアスティック】ダイアンのマエガミスティック
最後におすすめしたいのは、ダイアンのマエガミスティック。ヘアスタイリングの最後に、崩れやすい部分へ付けておくと、勤務中のおくれ毛やアホ毛を防いでくれます。
バームやオイルとは違い、スティック状なので手が汚れません。ポーチに忍ばせておけば、休憩時間やトイレ後にサッと直せて便利ですね。毛先がランダムになっているので、細い毛も太い毛も、長い毛も短い毛もしっかりとキャッチ。1回でしっかり抑えられるよう、大きめのブラシになっている点も魅力です。
他のスタイリング剤と併用することで、よりキレイなまとめ髪アレンジが楽しめそうですね。