【美容部員インタビュー】勤務歴9年の先輩が語る!仕事の魅力とは?(前編)

美容部員として働く先輩OBへのインタビュー企画。今回は、美容部員としてこれまで約9年のキャリアを持つTさんにお話を伺いました。前編では、美容業界へ飛び込むことになった経緯、未経験でスタートした百貨店での仕事内容や職場の人間関係など…「美容部員」という仕事のリアルな裏側に迫ります!
<Profile>T さん 高校卒業後に製菓専門学校へ進学するも、興味のあった美容業界へ。未経験のスタートから世界的に有名なラグジュアリーブランド「C」の美容部員として百貨店にて4年半勤務。その後、出産育児によるブランクを経て、再びラグジュアリーブランド「G」で4年間のキャリアを再スタート。約9年の美容部員経験を活かし、現在はガイアサインのスタッフコーディネーターとして活躍中。
パティシエを目指していた学生時代ー美容業界に興味を持ったきっかけー
ー 学生時代はパティシエを目指していたと聞いたのですが…
そうですね、高校卒業後は製菓専門学校に2年通っていました。
お菓子を作るのも、食べるのも好きでした。ケーキは見た目も大事なので、色のバランスを組み立てながらデザインするんです。何よりも、ケーキの上のデコレーションを作ることが大好きでした。
パティシエに憧れていた時期もあったのですが、転機は2年生の実習で訪れました。
実習で、学校の講師がオーナーをしているお店で働かせてもらうことになったのですが、朝が早いのがとにかくきつくて…
まだ若い当時、みんなが遊んでいる中で、始発バスに乗って通勤する。これを将来もずっと続けていくことを想像すると「これは無理だ!」と思いました。
そして、実習開始から数日以内に、制服をたたみ、別の進路を考えはじめました。
ー そうなのですね。それは、早い決断ですね!
ー美容業界に興味を持ったきっかけはあったのですか?
当時、専門学校の卒業を控え「将来、何を仕事にしたいのか?」を真剣に考えるようになりました。
「ケーキ作りが、何故それ程までに楽しかったんだろう?」と自己分析したところ、その答えは「色づかい」にあることに気づきました。
実は、わたしの実家はお花屋さんなのですが、幼いころから色とりどりのお花に囲まれ、色彩の魅力を感じられる環境で育ったことが影響しているなと。
振り返ってみると物心ついたころから、色鮮やかな百貨店の化粧品売り場が好きで、高校生の頃には頑張ってアルバイトで貯めたお金を使い、憧れのコスメを買い集めていました。
ケーキの上ではないけれど「メイクを通して色使いを学んでみたい」と気持ちをすぐに切り替えることができました。

百貨店へ入社ー世界的ラグジュアリーブランドの美容部員になるまでー
ー 美容部員になりたいと考えた後、どのように仕事を探しましたか?
わたしは地方都市で生まれ育ったのですが、専門学校を卒業した後は家庭の事情もあり、実家から通える範囲で仕事を探しはじめました。
とにかく色んな会社やブランドのHPを見て求人募集を探しました。ですが、地方都市ということもあり、百貨店にしか化粧品売り場がなかったんです。
そんな中、タイミングよく百貨店「化粧品販売」の求人を見つけました。昔から馴染みのある百貨店で、高校生の時に、頑張ってアルバイトをして化粧品を買っていたのもその売り場でした。
わたしは化粧品も大好きでしたが、中でも世界的なラグジュアリーブランド「C」が大好きで、「C」で働きたいという想いがとにかく強かったです。
ー「C」は世界の女性を魅了するラグジュアリーブランドですよね。百貨店の求人募集では、ブランドは選べるのですか?
通常、百貨店で募集のある「化粧品販売」は、どのブランドに配属されるかは分からないことが大半だと思います。実際、わたしが勤務していた百貨店の売り場でも、ブランド雇用はチーフのみ、それ以外は百貨店雇用というパターンが多かったです。
ー なるほど。就職活動や面接はどのように進んだのですか?
まずは「求人募集を見ました」と百貨店に電話し、履歴書を持って面接に望みました。
面接時に採用担当の方からは「どこに配属になるか分からない」と言われたのですが、とにかくわたしはブランド「C」への想いが強かったので、「C」で仕事がしたい、「C」の商品の良さ….etc、とにかく意気込みと想いを伝えた面接でした。
未経験で、美容の知識もなかったので、「どれだけブランドが好きか」を熱量で届けることに徹したのかもしれません(今、思い返せば…ですが(笑)
その数日後、百貨店の採用担当の方から「ブランドCでの採用が決まった」と連絡がありました。

未経験からのスタート。どんな仕事内容?
ー 憧れて入社した百貨店での化粧品販売、どのような仕事内容でしたか?
入社後、最初はお会計のサポートを担当していました。
わたしは美容専門学校を出ている訳ではないので、美容の基礎知識がない。タッチアップどころか、お客様とどのように触れあって良いのかも分からない…
そんな、何もかもが1年生だったので、逆に教えてもらうことが楽しかったんです。
仕事の一つに、検品がありました。毎日、商品を検品しながら、商品の名前を覚えていく。
お話したように「色彩」が大好きだったので、アイシャドウやリップを手にしながら、「この色には、こんな名前がついてるんだ!?」と、ひとつひとつが新鮮で、感激しながら商品名を覚えました。

ー 話を聞いているだけでも、楽しそうですね(笑)地味で地道な作業も、新しい学びや発見、ささやかな楽しみを見出せるのは、素晴らしいことですね。
ー 新人時代、お客様と接する仕事は、あったのですか?
はい、「C」は発祥は歴史あるフレグランスのブランドでもあるのですが、フレグランスの香りをムエット(と呼ばれるペーパー)に染み込ませて、エスカレーターの前でお客様にお配りしながら、新規のお客様を引き込んでいくという仕事もさせてもらっていました。
都心部と比べるとお客様の数が少ない地方百貨店。来店される方も常連のお客様が多く、味があり、深みがあり、人とのご縁を大切にされる方が多かったですね。
毎日、エスカレーター前でご挨拶をしていたので、お客様から「あんた今日も頑張っとうね~」と話かけてくださるようになりました。
わたしにとって美容部員の仕事のやりがいの一つは、こうしたお客様との「出逢い」なんです。なかでも、わたしをめがけてご来店してくださるお客様がいらっしゃるということに、何度も励まされながらお仕事をさせてもらいました。
ー 職場での人間関係はどうでしたか?
私自身、これまでの職場では良い人間関係に恵まれたと感じています。
特に、新人時代の上司(ブランドのチーフ)は、美容部員としてのわたしを育ててくれた、「まさに育ての親」と言い切れるくらい、お世話になりました。
百貨店の開店は午前10時で、チーフは通常10時15分出社なんですが、わたしが開店準備を終らせる9時頃に毎朝すっぴんで来てくれて、タッチアップの練習台になってくれました。
その後、タッチアップデビューするまでの数カ月、チーフの協力と指導のもと、わたしは未経験からの美容部員キャリアをスタートすることができました。ほんとに有難かったです。

その後、わたしは20歳~24歳まで美容部員として働いた後、結婚や出産という人生の転機があり、美容部員の仕事を一度、辞めることになりました。
チーフも異動され、一緒に働いたのはわずか2年でしたが、20年近くたった現在も交流は続いていて、チーフをはじめ、当時職場で出逢った方々は、わたしにとって今でも大切な存在です。
ー いま聞かせていただいたお話は20年前のエピソードだったんですね!?それにも驚きました。Tさん、美容部員キャリアの前編、新人時代のリアルなお話をありがとうございました。
「美容部員 | お仕事インタビュー(後編)」では、Tさんの仕事観を通して語られる「美容部員」という仕事のやりがいや魅力に迫ります。続きを読む・・・
【美容部員インタビュー】Q&A
長く活躍している美容部員(ビューティーアドバイザー/BA)には、お客様との信頼関係を大切にし、常に成長しようとする姿勢を持っている方が多く見られます。
美容部員の仕事は、商品をご案内するだけではありません。お客様の悩みや理想を丁寧に聞き、その方に合った提案を重ねることで、「また相談したい」と思っていただける存在を目指します。
さらに、美容のトレンドや新商品の知識を積極的に学び続けることも、長く活躍するための大切なポイント。日々の接客を振り返り、少しずつ成長していく姿勢がキャリアにもつながります。
未経験からスタートする場合でも、研修や店舗でのフォローを受けながら、段階的に接客スキルを身につけていくのが一般的です。
入社後は、まず商品知識や接客の基本を学び、先輩スタッフとのロールプレイングなどを通して、お客様へのご案内方法を練習します。
その後、実際の接客を経験しながら、少しずつできることを増やしていく流れ。分からないことを相談できる環境が整っているブランドも多く、未経験からでも安心して仕事を覚えていけます。
憧れのブランドで働きたいなら、まずはブランドの魅力や大切にしている考え方を深く知ることから始めてみましょう。
実際に店舗へ足を運び、商品を試したり接客を受けたりすると、そのブランドならではの雰囲気や接客スタイルをより具体的に感じられます。
面接では、「なぜこのブランドで働きたいのか」を、自分自身の体験や感じたことと結びつけて伝えることがポイントです。ブランドへの理解と自身の経験を重ねることで、志望理由にも説得力が生まれます。
百貨店勤務の美容部員とブランド採用の美容部員では、所属先や異動の考え方などに違いがあります。
百貨店勤務の場合は、同じ百貨店内で別ブランドへ異動するケースがあります。一方、ブランド採用では、基本的に同じブランド内で店舗異動を経験しながらキャリアを積んでいくケースが一般的です。
どちらにもそれぞれの特徴があるため、応募前に「どんな環境で働きたいか」「将来的にどのようなキャリアを目指したいか」を整理しておくと、自分に合った働き方を選びやすくなるでしょう。
**Miite!up(ミーテアップ)**では、美容部員・ビューティーアドバイザー(BA)を目指す方の転職活動をサポートしています。
希望するブランドや働き方、これまでの経験をもとに求人をご紹介するだけでなく、応募書類のアドバイスや面接対策まで幅広くサポート。
「憧れのブランドで働きたいけれど、何から準備すればいいか分からない」
「未経験から挑戦できるか不安」
そんな方も、キャリアアドバイザーに相談しながら、自分に合った美容部員への道を探せます。
美容部員インタビューでは、仕事内容だけでなく「実際に働いている人の声」に注目すると、入社後のイメージを具体的に描きやすくなります。
例えば、入社を決めた理由や仕事のやりがい、研修内容、職場の雰囲気、将来のキャリアなどをチェックしてみましょう。自分が働く姿を想像するうえで、参考になる情報が見つかるはずです。
また、複数のインタビューを比較してみるのもおすすめ。同じ美容部員でもブランドによって働き方や魅力は異なるため、自分が大切にしたいことや相性の良いブランドを見つけるきっかけになります。




