男性も美容部員になれる?注意点や男性コスメ販売ブランドも紹介
かつて、メイクやスキンケアは女性がするものという風潮がありましたが、近年では男性もスキンケアだけではなくメイクに興味を持つ人がいるなど、その楽しみ方はさまざまです。
メイクが好き、コスメが好きという男性が、知識をもとに商品を提案する美容部員に憧れることも少なくありません。
この記事では、男性が美容部員になる際の利点や注意すべきこと、メンズコスメを販売しているブランドなどを紹介します。
男性美容部員を目指している人や、どんなブランドに応募しようか悩んでいる人は、ぜひご覧ください。
男性も美容部員になれる?
まず、男性も美容部員になれるのかという疑問をもつ方も多いですが、美容部員を採用する際に性別を表記すること自体が禁止されています。
そのため、応募資格に男性・女性は関係なく、誰でも応募できます。
性別よりも、美容部員としての適性があるかを問われることになるため、明るい性格・コミュニケーション能力が高い・美容の知識があるなど、接客するうえで必要になるスキルのほうが重要。
男性だからといって、女性の美容部員と仕事が異なるわけではないため、性別問わずお客さまに対して悩みや希望を聞いたうえで、適切な商品を提案することになります。
美容部員として男性であることが有利な場面
美容部員には女性が採用されやすいのではと感じてしまう人もいますが、男性であることが有利に働く場面もあります。
ここからは、どんな場面で男性が有利になるか紹介します。
メンズブランドでの勤務
女性が使用することを前提として製作されている化粧品ですが、中には男性目線で開発・販売されているものや、そういった製品だけを展開しているメンズブランドも存在します。
男性向けのスキンケアやコスメを販売するブランドでは、男性特有の肌質や生活習慣などが考慮され、女性用とは使用方法が異なることも。
メンズブランドでは、男性ならではの悩みに共感できたり、使用シーンが想像できたりする男性同士のほうが、適切なアドバイスができる場合もあるでしょう。
店舗として大きなメリットを感じられることから、メンズブランドでは積極的に男性美容部員を採用しているケースもあります。
男性へのコスメプレゼントを考えている方への接客
女性がパートナーへコスメをプレゼントしたいという場面で、男性の意見を聞きたいと感じる方は多いでしょう。
プレゼント選びに迷っている方に対して、男性美容部員が男性目線のアドバイスができると、購入する側も安心して相談できます。
実際に選んだものをプレゼントして喜んでもらえたという経験から、次も相談に行こうとリピーターになっていただけるケースもあります。
男性目線で、より実体験に基づいたアドバイスができる男性美容部員は、これからの時代にマッチする働き方となるでしょう。
男性の目線からコスメの提案ができる
女性は、自分をかわいく見せたい、他人にかわいく見られたいなどさまざまな理由がメイクをする原動力になります。
そのなかでも、男性からかわいいと思われたいと考えている人にとって、どのようなメイクが男性ウケするかわかる男性美容部員の意見はぜひ聞きたいところ。
肌やメイクへの知識がありながらも、男性目線で好みのアドバイスもできるのは大きな強みです。
女性がかわいいと思うメイクと男性がかわいいと思うメイクには違いがあることも事実なので、男性目線のアドバイスは心強いと感じる女性も多いでしょう。
男性が美容部員になる際の注意
美容部員になりたいと感じたら、デメリットになる可能性があることは知っておく必要があるでしょう。
ここからは、男性が美容部員になる際の注意点を紹介します。
女性ばかりの職場になる
男性の美容部員を見かけることも多くなりましたが、まだ女性が多い職場といえるでしょう。
同僚に男性がいないことも考えられるため、いざ入社してみたら悩みに共感してもらえない、着替えに気を使う必要があるなど、不便なことがあるかもしれません。
しかし、前述したように男性ならではの強みが活かせる職場であることも確かです。
肌やスキンケア・メイクの知識と技術を身につけ、接客スキルを磨くことで性別関係なくキャリアを積めることは間違いないでしょう。
女性のお客さまが多い
メイクやスキンケア用品を購入する方は、女性が多いためお客さまとのやりとりも女性とすることになります。
なかには、女性の意見が聞きたいと接客を変えるように要求する方もいるかもしれません。
美容部員の仕事のひとつであるタッチアップは、直接肌に触れる行為なので女性を希望される方がいることも事実。
要望を見逃さないように、お客さまごとに合わせた対応を心がけることが大切です。
男性もスキンケア・メイクへの関心が高まっている
ここからは、実際どの程度男性がスキンケアやメイクに関心をもっているのかを紹介します。
スキンケアの使用率が高い
GMOリサーチが2023年5月に実施した自主調査「コロナ禍による消費者のスキンケア商品に関する購買行動の変化」によると、調査対象となる16~60歳の日本のインターネット利用者(有効回答716件)において、フェイシャルケア製品の使用率は女性の約9割(90.6%)、男性の約5割(54.2)となり、アンケートに答えた54%の男性がスキンケアを使用していることがわかりました。
経済産業省からも化粧品業界において、メンズメイクは成長分野の1つとして示されていることから、需要が高まる分野の1つとされています。
メイクはベースメイクが主流
表1【男女別】実施しているメイクについて
(出典:株式会社ロイヤリティマーケティング『メンズコスメに関する調査』を元に作成)
『メンズコスメに関する調査』によると、メンズのスキンケアが一般化している一方で、メイクアップになると男性の使用率は一気に下がり男性全体の4%となります。
しかし、年代別で見ると20代の若い世代でメイクアップコスメが使用される頻度が増えていて、メンズコスメが浸透しつつあるようです。
さらに、実施しているメイクで言うとファンデーションが最も多く65%で、メンズメイクはベースメイクが中心となります。
男性のメイクに関する賛否は?
表2【男女別】男性のメイクに関する賛否
(出典:株式会社ロイヤリティマーケティング『メンズコスメに関する調査』を元に作成)
前述の『メンズコスメに関する調査』によると、男性のメイクに対する賛否は、年代が低くなるにつれて賛成派が多くなるという傾向に。
男性がメイクをすること自体が認められないような風潮はなく、若い世代を中心に浸透していくのではないかとされています。
男性コスメを販売しているブランド
男性美容部員として勤務するなら、男性コスメを販売しているブランドに応募するのがよいでしょう。
ここからは、男性コスメを販売しているブランドを紹介します。
KIEHL’S
ニューヨークの調剤薬局として誕生したスキンケアブランドである『KIEHL’S(キールズ)』は、メンズスキンケアアイテムも展開しています。
アメリカではメンズスキンケア全米シェアNO.1となっていて、メンズ向けのスキンケアシリーズが開発・販売されているのが特徴です。
『KIEHL’S(キールズ)の求人はコチラ』
Aēsop
オーストラリアで生まれたスキンケアブランドである『Aēsop(イソップ)』は、いい香りで毎日のスキンケアがリラックスタイムになるようなアイテムが揃っています。
メンズスキンケアとしても人気が高い化粧水『B&Tバランシング トナー』を筆頭に、美容液やフェイスクリームなどスキンケアアイテムが豊富。
ヘアケア・ボディケア用品も豊富に展開しているため、いい香りに包まれながら美容部員として働けるのが特徴です。
『Aēsop(イソップ)の求人はコチラ』
ORBIS
オルビスは、メンズスキンケアブランド『ORBIS Mr.(オルビスミスター)』を展開していて、シンプルなアイテムでの2ステップケアを提案。
メンズスキンケア初心者におすすめアイテムとなるため、スキンケアをこれからはじめようと考えている男性のお客さまが訪れる可能性も高いでしょう。
『ORBIS(オルビス)の求人はコチラ』
THREE
『THREE(スリー)』はメンズスキンケアラインの『ザ ディフィニティブ』を展開していて、男性の肌に特化した洗顔料や化粧水、乳液などがあります。
オーガニック、国産原料にこだわっているナチュラルなスキンケアとメイクアップを生み出すブランドです。
『THREE(スリー)の求人はコチラ』
CLINIQUE
ニューヨークで誕生したスキンケアブランド『CLINIQUE(クリニーク)』が展開するメンズラインは『CLINIQUE FOR MEN(クリニークフォーメン)』。
乾燥や皮脂・黒ずみといった男性特有の悩みに特化した洗顔・化粧水・乳液を揃えています。
『CLINIQUE(クリニーク)の求人はコチラ』
まとめ
男性でも美容部員になれるのかと心配している人もいますが、男性女性という性別関係なく、美容部員になれます。
男性だからといって面接で落とされるようなことはなく、通常の面接と同じように選考が行われるため、美容部員に必要なことを把握しておく必要があるでしょう。
また、女性だらけの職場になることや、女性のお客さまが多いことを把握したうえで応募することも重要です。
『Miite!up(ミーテアップ)』では、美容部員の求人が豊富!
未経験でも安心の研修制度をご用意し、美容部員への道をサポートします。
また、面接でよく聞かれる質問なども熟知しているため、面接練習もしっかり行ったうえで本番に望める環境を提供いたします。
求人数も多いため、男性がすでに活躍しているブランドや、男性スキンケアに強いブランドなどをご紹介することも可能です。
男性だから、女性の職場だからと諦める前に、ぜひ一度『Miite!up(ミーテアップ)』にご登録・ご相談ください。