美容部員が教えるスキンケア&メイク術!おすすめアイテムも紹介!美容部員を目指す人必見!(メイク編)

コスメカウンターで働く美容部員。頭のてっぺんから指先まで美意識を感じる姿に、憧れを抱いたことのある人も多いのではないでしょうか。そこで今回は現役美容部員のメイク術やスキンケア方法、おすすめアイテムなどを徹底紹介!実際に美容部員の声を聞いてまとめているので、美容部員を目指している人やメイク・スキンケアに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

前編<スキンケア編>に続き、後編では、【美容部員ならではのメイクの特徴】を紐解いていきます。プロフェッショナルな仕上がりになる秘訣を2つの観点から解説します!

プロフェッショナルに仕上げるメイク術

まず、プロフェッショナルな仕上がりになる秘訣は2つあります。

  •  – ナチュラルさの中に印象的なポイントを残したメイク
  •  – 清潔感と信頼感を与えるメイク

それぞれのポイントを見ていきましょう。

 – ナチュラルさの中に印象的なポイントを残したメイク

美容部員のメイクは基本的にナチュラルです。しかし、よく観察してみると必ずどこかに印象的なポイントが入っています。

ただナチュラルに仕上げるのではなく、ブランドイメージを体現するため、もしくは自分の顔のポイントとなる箇所を生かすために、どこかに少しだけアクセントを入れているのです。

印象的なポイントを残すとナチュラルメイクが引き締まり、華やかさが演出できます。一度自分の顔をじっくり観察し、どこにポイントを置けば映えるのか色々と試してみてください。

 – 清潔感と信頼感を与えるメイク

美容部員のメイクは人によって、そしてブランドによって特色があります。アイラインひとつ取っても強く濃く引くブランドもあれば、まつ毛の隙間を埋めるだけに留めているブランドも。もちろん人によっても異なりますよね。

しかし共通しているのは、清潔感と信頼感を与えるメイクになっていることです。

美容部員は仕事柄、お客様の至近距離に立つ場面が多い上に、肌や髪、メイク方法などをチェックされやすい傾向にあります。そのため、どのようなブランドであっても清潔感を重視し、信頼感を与えられるメイクを意識しているはずです。

具体的に言えば、派手過ぎず崩れにくいメイクを意識しています。スキンケアからメイクアップまで、1つひとつの工程を丁寧に行い、自分の肌質にあったアイテムでなるべくナチュラルに仕上げているのです。

その上で、トレンドアイテムやトレンドカラー、自社の一押しアイテムなどをさりげなく取り入れます。接客時に説得力が増し、信頼関係を築きやすくなるからです。

華やかな美容部員を見ていると何か特別な技術があるのでは?!と思いたくなりますが、新たなメイク技術を取り入れるよりも先に、基本的な工程を丁寧に行うことの方が重要なのですね。

メイクの基本ステップ

では、美容部員にとって“基本的な工程”とはどういったものなのでしょうか。ベースメイク・アイメイク・リップメイクの3ポイントに着目し、解説します。

1. ベースメイク

ベースメイクでは、肌のトーンを均一に整えることが重要です。スッピンの状態だと、肌荒れやシミ、赤みやくすみ、色ムラなど1人ひとりさまざまな悩みを抱えていますよね。しかしベースメイクでしっかりと土台を作ってあげると、コンプレックスを上手く隠したメイクに仕上がります。

ベースメイクの満足度を高めるポイントは、やはり自分の肌質に合ったファンデーションと、悩みに合ったコンシーラーを選ぶことです。

まずファンデーションは、肌のトーンと肌質、仕上がりの好みで選ぶ必要があります。美容部員のようなメイクを目指すなら、薄付きのリキッドファンデーションがおすすめ!崩れにくく、肌にピッタリと密着してくれます。

コンシーラーは、隠したいコンプレックスによって色を変えてみましょう。よくある悩みにおすすめの色味・テクスチャーは以下の通りです。

  • 【肌のお悩み別・コンシーラーの選び方】
  • ・赤ニキビ:肌より少し暗い色で柔らかいテクスチャー
  • ・ニキビ跡:肌より少し暗い色でスティック状の硬いテクスチャー
  • ・茶クマ:イエローもしくはベージュで、みずみずしいテクスチャー
  • ・青クマ:オレンジで、みずみずしいテクスチャー
  • ・黒クマ:ピンクもしくは明るいベージュで、みずみずしいテクスチャー
  • ・黒や茶色のシミやそばかす:血色感のあるオレンジにベージュを重ねる。スティック状の硬いテクスチャー
  • ・赤みのあるシミやそばかす:イエロー系で、スティック状の硬いテクスチャー
  • ・くすみ:肌より少し明るい色で、みずみずしいリキッド系のテクスチャー
  • ・赤み:グリーンもしくはイエローベージュで、油分の少ないコンシーラーを少しだけ

特に難しいのは、シミや赤みではないでしょうか。同じシミや赤みでも、色味や濃さで対応が異なります。

上記のポイントを参考にしながらコンシーラーを選んでみてくださいね。

2. アイメイク

続いて、美容部員のアイメイクのポイントです。美容部員のアイメイクは、アイシャドウ選びとアイライナー&マスカラの使い方がポイント!それぞれ簡単にご紹介しましょう。

 – 目元を引き立てるアイシャドウの選び方

ナチュラルメイクでありながら華やかな美容部員のメイク。秘訣は目元を引き立てるアイシャドウです。

ただ、アイシャドウは選び方が難しいアイテムでもありますよね。選び方のポイントは、明るめカラーのラメ入りです。というのも美容部員が立つコスメカウンターは、明るい蛍光灯の下。落ち着いたブラウン系のアイシャドウだと目がくすんで見えます。

華やかな明るめカラーを、ライトに負けないぐらい重ね塗りすることが、カウンターでしっかりと映える目元に仕上げる秘訣です。

また、伏せた目元が華やかに見えるよう、ラメを入れるのもおすすめ!元々ラメの入っているアイシャドウを選べば時短になりますが、最近はラメリキッドなども多数販売されています。ラメの大きさによって華やかさや雰囲気が変わるので、マットなアイシャドウに好みのラメを重ねるのも良いですね。

– アイライナーとマスカラの使い方

美容部員は華やかで立体感のあるメイクが好まれますが、残念ながらマツエクやつけまつげをNGとしているブランドがほとんど。目元にボリュームを出すならアイラインとマスカラで工夫するしかありません。

ただ、極端に濃いメイクはそもそもNGです。あくまでもナチュラルメイクのポイント使いとして、アイライナーとマスカラで目元にボリュームを出します。

まず、アイライナーはブランドイメージに合わせて目尻の角度や線の太さを変えましょう。クールな印象のブランドなら跳ね上げたり、太めのラインがおすすめ。かわいい雰囲気のブランドなら、目尻を下げ、アイラインはまつ毛を埋める程度が好まれます。

マスカラは、キープ力のあるアイテムで目尻を中心に塗っていきます。ダマになっていると清潔感がなくなってしまうので、ブラシを活用しながらキレイに塗っていきましょう。ピンセットで束感を作るとほど良く目力がUPするので、ぜひ試してみてくださいね。

3. リップメイク

最後に、美容部員のリップメイクを解説していきます。美容部員のリップメイクは、カラー選びとキープ力が重要です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 – 唇を美しく見せるためのカラー選び

美容部員の接客中は、目元と同じぐらい口元にも視線が集まります。だからこそ、美しく見せるためのカラー選びが重要です。

もちろん、年代や勤めているブランドによって最適な色味は異なります。しかし共通しているのは、元の唇より少し明るい色を選ぶこと。その上で、若者向けのブランドであればビビットカラーを取り入れたり、高価格帯のブランドであればトーンを少しだけ下げて品の良さを演出したりと、ブランドイメージを取り入れていきます。

また、カラーをより美しく見せるためにも、唇のケアは欠かせません。口紅を塗る前に無色のリップでしっかりと保湿ケアをしたり、寝ている間にケアしてくれるアイテムを活用したりして、潤いのある唇を育てていきましょう。

 – 長時間キープするテクニック

リップメイクは、朝のきれいな状態を夕方までキープする難しさがあります。少しでも長持ちさせるためには、以下のポイントを試してみてください。

  • 【リップメイクのポイント】
  • ・唇の輪郭をリップライナーなどでなぞる
  • ・筆を使って丁寧に口紅を塗る
  • ・ティッシュオフして再度口紅を重ねる
  • ・最後にリップコートを重ねる

自社製品にリップティントがある場合は、ぜひ活用しましょう。口紅よりも色持ちするので、なかなか休憩時間が取れない繁忙日でもキレイな状態を維持しやすくなります。

ただ、リップティントを使用する際は無色リップでの保湿が必要不可欠!ティントの特性として色落ち時のムラ、乾燥のしやすさがあるからです。保湿力のあるリップを下地として塗ってティッシュオフした上でティントを塗ると、色持ちの良い美しいリップメイクを実現できますよ。

美容部員直伝!プロのテクニックを活かしたメイク(応用編)

ここまで基本的なメイク術を解説してきました。ここからはさらに踏み込んで、美容部員が教えるプロのメイクテクニックを手順に沿ってご紹介します。

【ステップ1】: ベースメイクの準備

まずはベースメイクを始める前に、肌の状態を整えていきます。クレンジングと保湿をしっかり行い、肌の土台を作っていきましょう。美容部員の場合は特に日中の立ち仕事に備えて、肌の水分をいかに保つかが重要となっていきます。

なお、「保湿のためにとにかく色々な基礎化粧品を塗り重ねないと!」と思ってしまう人もいますが、余分な基礎化粧品はかえってメイク崩れの原因になりかねません。肌に浸透しきらなかった乳液やクリームなどは、都度ティッシュオフするようにしましょう。

**プライマー**

スキンケアまで完了したら、メイクの持ちを良くするためにプライマー(化粧下地)を塗っていきます。肌の凹凸を整え、ファンデーションが均一に乗るメリットがあるからです。

プライマーは、コンプレックスや仕上がりの希望に合わせて選んでいきましょう。簡単なポイントをリストにまとめたので、ぜひプライマー選びの参考に活用してくださいね。

  • 【プライマー選びのポイント】
  • ・ピンク:血色感UP。柔らかな肌感触を思わせる仕上がりで、色白肌の人ほど効果的。
  • ・イエロー:くすみや色沈みを明るくカバーし、健康的なスキントーンへ微調整。黄みの強い肌でも浮かない万能色。
  • ・グリーン:赤ら顔やニキビ跡をカバー。頬や下アゴなど、赤みが気になるところだけピンポイントで使用するのがおすすめ。
  • ・オレンジ:強いくすみ感・茶ぐすみをカバー。クマやたるみなどの“影消し”におすすめ。
  • ・パープル:透明感UP。肌をエレガントに見せてくれる。肌の黄みを抑え、黄ぐすみをカバー。
  • ・色補正:くすみをカバーし、肌色を明るく整えてくれる。ファンデーションを厚塗りしなくても美しい仕上がりに。
  • ・光効果:光沢やツヤで顔に立体感・メリハリをプラス。パール系はシミやくすみもカバー。
  • ・UVカット効果:紫外線ダメージを防止。カバー力のある日焼け止めをプライマー代わりに使用する人も。

**ファンデーションの選択**

プライマーを塗り終わったら、自分の肌色に合ったファンデーションをスポンジ・ブラシなどを使って均一に塗り広げます。カバー力がありながらもナチュラルな仕上がりのファンデーションを選びましょう。

ファンデーション選びでは、自分の肌色に合った色味を吟味することはもちろん、季節に合わせてテクスチャーの異なるファンデーションを使い分けることも美肌への近道です。ここからは、夏と冬の肌におすすめのファンデーションを簡単に解説します。

《夏の肌:高温多湿で汗や皮脂が多く出る》

夏に求められるファンデーションは、以下の通りです。

  • ①化粧崩れしないよう、水をはじく処理が施されたファンデーション
  • ②化粧用具のスポンジに水を含ませても使用できる、さっぱりとした使用感の両用ファンデーション
  • ③強い紫外線から肌を守れる、日焼け止めファンデーション

《冬の肌:低温度で乾燥する》

冬に求められるファンデーションは、以下の通りです。

  • ①潤いを考慮したクリームファンデーション
  • ②クリームファンデーションにエモリエント効果の高い油分を配合した、エマルジョンファンデーション

元々の肌質だけでなく、季節も考慮しながらファンデーションを用意してみてくださいね。

上記を踏まえた上で、何よりも肌への優しさを重視してファンデーションを選びたい人にはミネラルファンデーションもおすすめです。

《ミネラルファンデーション》

ミネラルファンデーションとは、その名の通りミネラル(無機物質)を使ったファンデーションのこと。主にルースタイプのファンデーションとして市場に広まっています。無機物質とは、マイカや酸化チタン、酸化亜鉛や酸化鉄、シリカなどです。

通常のファンデーションだと粉体の繋ぎとして油分が使われている中、現在販売されているミネラルファンデーションでは油分を含んでいないケースがほとんど。そのため、クレンジング剤を使わなくても石鹸で落とせるぐらい、肌に優しい成分となっています。

肌へ負担をかけたくない人や、なるべくクレンジング剤を使いたくない人にとってひとつの選択肢となりますね。

【BB・CCファンデーションについて】

ファンデーションを選ぶ中で気になるのが、BB・CCファンデーションの存在ではないでしょうか。プライマー+ファンデーションよりも手軽にベースメイクを仕上げられるBB・CCファンデーション。それぞれの特性と役割を簡単に解説します。

《BBファンデーション》

BBファンデーションのBBは、「ブレミッシュ(痛んだ肌を)バルム(修復する)」の略称。元々はピーリング後の肌の炎症を抑えて、赤みをカバーする保護クリームとして開発されました。

当初は“鎮静効果の高い成分が入っていること”がBBファンデーションの特徴でしたが、現在は粉の量が少なくクリームっぽいファンデーションや肌にツヤを与え、潤い効果のあるクリームタイプのファンデーションを、BBクリームと呼んでいます。

《CCファンデーション》

CCファンデーションのCCは、「”color control”(色を調整する)」・「”complete correction”(完全な補正)、”combination cream”(組み合わせクリーム)」などを意味します。

BBクリームよりも軽い仕上がりと高いスキンケア効果を持ち、肌の色みを整えることで肌をきれいに見せてくれるクリームです。

《BBファンデーションとCCファンデーションの違い》

BBファンデーションは、下地から美容液、日焼け止めといったベースメイクの全工程を1本で済ませられるアイテムです。一方CCファンデーションは、化粧下地+肌のトーン&カラーコントロールを行うアイテム。それぞれ特性が異なるので、求める役割に合わせて使い分けていきましょう。

【ステップ2】: アイメイク

続いて、アイメイクの方法を解説していきます。

 **アイブロウ**

眉毛は顔の印象を大きく左右する大切な部分です。自身の骨格や自眉毛に合わせてペンシル、パウダー、リキッド、ジェルなど用途に合わせて使い分ける必要があります。使い分け方は以下を参考にしてください。

  • 【アイブロウ・アイテムの使い分け】
  • ・ペンシル:繊細なラインを描けるので、フォルムを描くのにおすすめ!
  • ・リキッド:毛流れの演出や色落ちしやすい眉尻におすすめ!ペンシルよりも発色に透け感があり、穏やかな印象に。
  • ・パウダー:ボリュームを出したい箇所におすすめ!グラデーションを作りやすく、ボリューム感が出せる。最近はピンクやグレーなど、顔の透明感を引き出す色味も人気。
  • ・アイブロウマスカラ:眉毛がしっかり生えている人におすすめ!手軽に眉色をチェンジできる昨今の注目アイテム。

アイブロウマスカラは、使い方に少しだけポイントがあります。それは、ブラシを一度ティッシュオフして使うこと。地肌にマスカラが付いたりムラになることを防いでくれるので、濃い眉もナチュラルに仕上がります。

**アイシャドウの塗り方**

アイシャドウのポイントは、ナチュラルさです。グラデーションを作る場合は、まず明るい色をまぶた全体に塗った後、濃い色を目の際だけに重ねます。最後にブラシで境目をボカすとナチュラルに仕上がりますよ。

単色で仕上げる場合も、あまり濃くならないよう意識しましょう。色を変えず、濃淡でグラデーションを付けるのもおすすめです。

**アイライナーとマスカラ**

アイラインは細めがポイント!まつ毛の隙間を埋めつつ、目尻メインで引いていくと目がナチュラルに大きく見えます。

マスカラは根元からしっかり塗り、まつ毛にボリュームを与えましょう。鏡を下に持って塗ると、より自然な仕上がりになるので試してみてくださいね。

【ステップ3】: リップメイク

メイクアップアーティスト

続いて、意外と難しいリップメイクについても見ていきます。

**リップカラーの選択**

前述した通り、リップメイクはリップカラーの選択次第で、印象が大きく変わります。基本的には肌のトーンに合ったリップカラーを選ぶのが◎。ビジネスの場では肌馴染みを重視し、プライベートでは華やかさを重視すると使い勝手が良く、TPOに合わせたメイクに仕上がります。

好みのメイクやパーソナルカラーなど、リップカラーの選び方はさまざまありますが、リップはどのブランドもカラー展開が豊富なので、できれば美容部員に似合う色味を相談するのがベストです。「塗ってみると思っていた印象と違った……!」というケースも多いので、ぜひ一度自分に合うリップカラーをじっくり探してみてください。

**リップの塗り方**

基本ステップでもお伝えした通り、リップを塗る際はリップライナーやリップブラシを用意しましょう。まずリップライナーで輪郭を整え、リップブラシで塗り広げていきます。色落ちを防げるだけでなく、より洗練された印象を演出できる点がメリットです。

【 ステップ4】: メイク直しのポイント

朝メイクをして終わりではなく、お昼や夕方に都度メイク直しをしていくのも、常に美しいメイクをキープする大切なポイントです。

**持ち運び可能なアイテム**

外出時には常にメイク直し用のアイテムを持ち歩きましょう。特にパウダーやリップカラーは必須アイテムです。最近ではメイク直し用の小さなサイズを展開しているブランドも多いので、気に入ったアイテムがあれば買い足していくのも良いですね。

**崩れにくいメイク法**

日中なかなかメイク直しの時間を取れない人や、そもそもメイク直し自体が苦手な人は、朝のメイクでひと工夫しておくことをおすすめします。例えばフィニッシングスプレーやティントリップの使用です。

フィニッシングスプレーとは、化粧崩れ防止スプレーのこと。メイクの最後にサッと吹きかけておくだけで、テカリやベタつき、皮脂崩れなどを防止してくれる心強いアイテムです。

最近は、肌を保護したり保湿をしたり、ツヤ肌・マット肌に仕上げてくれたりと、プラスαの効果が期待できる商品も多数販売されています。香りや粒子の細かさもさまざまなので、好みのアイテムを探してみましょう。

ティントリップは、唇の内側からにじみ出るような自然な発色が魅力のリップコスメです。唇のphと水分量に応じて発色します。食べたり飲んだりしても落ちづらい特性があるため、リップメイクの崩れやすさが気になっている人は一度取り入れてみてはいかがでしょうか。

【ステップ5】: インプットと実践

ここまで美容部員直伝のメイク方法を解説してきましたが、最後に大切な工程を紹介します。それは、「インプット」と「実践」です。

**インプット**

まず大切なのは、インプット。美容部員がメイクテクニックを紹介している動画や記事などを参考にし、新しい技術を取り入れていきましょう。トレンドのアイテムやメイク技術は日々進化していて、実はメイクのプロである美容部員も勉強の毎日です。

似合わないと思っていたメイクやカラーも、新しいメイク技術やコスメを使うと意外としっくり来ることも珍しくありません。新しい情報を取り入れることで、新たな自分との出会いを楽しみましょう!

**実践**

取り入れた情報は、実践を重ねることで習得できます。実際に自分の顔にメイクをしてみて、鏡を見ながら微調整していきましょう。

アイラインひとつ取っても、顔のバランスに合う角度や長さ、濃さなどは1人ひとり異なります。仕上がりの好みもあるので、色々試してベストな形を見つけることが大切です。友人や家族に見てもらい、フィードバックしてもらうとより良い形に仕上がりそうですね。

美容部員が愛用するコスメ

最後に、美容部員が愛用しているコスメの一部をご紹介しましょう。

ファンデーション

「基本的に自社アイテムがおすすめで、さらに肌質によって適切なアイテムが異なる」という点をお伝えした上で、美容部員がプライベートでも使用している代表的なファンデーションは以下の3つです。

**DIORのディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ**

Diorのベストセラーコスメ、ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウは美容部員からの評価も高いアイテム。特徴は美容液ベースの成分と、潤いとツヤのある仕上がり、汗や蒸れに強いキープ力です。

特に崩れにくさには定評があり、高い美意識を持つ美容部員からも厚い信頼を誇っています。朝の美しさをなるべくキープしたい人やくすみを隠したい人は、ぜひディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウを取り入れてみましょう。

**TIRTIRのMask fit Cushion**

韓国コスメを代表するファンデーションといえば、やはりTIRTIRのMask fit Cushion。カバー力の高さが魅力のクッションファンデーションで、世代問わず多くのリピーターを獲得しています。

リキッドタイプやパウダータイプに比べて、1回に使用する量がかなり少ない点も大きな魅力!少ない量でしっかりカバーしてくれるので経済的です。

リキッドタイプやパウダータイプから初めて切り替える場合は、付けすぎに注意しましょう。付属のパフに付いたか付かないか分からない程度がベストです。リキッドやパウダーと同じ感覚で塗り広げると、皮脂崩れやヨレの原因となります。薄く塗って、気になる部分だけ重ねていくときれいに仕上がりますよ。

**MAQuillAGEのドラマティックエッセンスリキッド**

直近でバズっているファンデーションが、MAQuillAGEのドラマティックエッセンスリキッド。ファンデ成分を美容液で包み込んでいるので、ベースメイクをしながらスキンケアが叶います。

毛穴カバーにも定評があり、仕上がりはツヤのある滑らかな肌に。長時間経っても崩れにくいファンデーションなので、キープ力重視の人はぜひ試してみてください。

アイシャドウ

美容部員の間で高い人気を誇るアイシャドウは、主に以下の3つです。

まず、DECORTÉ(コスメデコルテ)のアイグロウジェム スキンシャドウは、SNSで大バズりした人気アイテム。1人1個持っているのでは?と話題になるほど、注目を集めています。肌浮きすることなく華やかな目元を演出してくれる心強いアイテムなので、まだ持っていない人はぜひチェックしておきましょう。

続いて、DIORのディオールショウ サンク クルールは、DIORの中で人気No.1を誇るアイシャドウ。発色の良さと密着力、柔らかな質感が魅力です。少量でしっかり密着してくれる上に、長時間経ってもキープしてくれる心強いアイテムなので1つは持っておきたいですね。

最後に紹介するのはCHANEL(シャネル)のレ キャトル オンブル。捨て色のない配色と主張しすぎない品のある発色、グラデーションの作りやすさやキープ力の高さなど、魅力がたっぷり詰まったアイシャドウです。人気過ぎてなかなか手に入らないので、もし出会えたら迷わずゲットしておきましょう。

リップ

リップメイクへのこだわりが強い美容部員の中で、特に人気のリップは以下の3つです。

まず紹介するのは、YSL(イヴサンローラン)のラブシャイン キャンディ グロウ バーム。約85%がケア成分となっていて、唇を1日中保護してくれます。べたつかないのにむっちりと仕上げてくれる質感は、ラブシャイン キャンディ グロウ バームならでは。

DIORのアディクト リップ マキシマイザーは、たっぷり配合されたチェリーオイルとヒアルロン酸が魅力のリッププランパー。透明感あふれるカラーから華やかに発色するカラーまで、色展開も豊富です。ボリュームアップと唇のケアを叶えてくれるので、ポーチに1本キープしておきたいですね。

最後に紹介するのは、プチプラ界に彗星のごとく現れたLaka(ラカ)のフルーティーグラムティント。発色の良さと透明感を兼ね備えたカラーリング、色持ちの良さが魅力のリップティントです。カラー展開は22色。肌質やその日の気分に合わせてピッタリなカラーが選べます。

まとめ

今回は現役美容部員のメイク・スキンケアのポイントや、おすすめ商品、ブランドなどを詳しくご紹介しました。

スキンケアもコスメもちょっとしたコツを取り入れるだけで、仕上がりや日々の肌に少しずつ差が生まれていきます。ただ、何よりも大切なのは「実践」です。SNSでトレンドのアイテムをリサーチしたり、最新のメイク術動画を視聴したりするだけでは、なかなか自分に合うメイクには仕上がりません。

たくさんの情報であふれている今だからこそ、気になっているアイテムを購入したり、魅力的なメイク術に出会えたときには、ぜひ鏡の前で実践してみましょう。同じアイテム・メイク術でも、メイクをする人の技術や顔のパーツ、持っている雰囲気や肌質によって印象は大きく変わります。色を重ねたり、複数のメイク術を組み合わせたりしながら、自分に合ったスキンケアやメイクを見つけてみてくださいね。