【美容部員インタビュー】憧れの人気ブランドTHREEで派遣社員からアロマパフューマー に(前編)

美容部員として働く先輩OBへのインタビュー企画。今回は、天然由来成分と精油原料にこだわった製品づくりをしているライフスタイルブランド「THREE」で働く、大村しずくさんにお話を伺いました。前編では、美容専門学校からコロナ禍での就職活動、あこがれのブランド「THREE」に入社するまでのエピソードをお聞きしました。


<Profile>大村しずくさん 美容専門学校の在学中にミーテアップに登録。卒業後は派遣社員としてヘアケア・ブランドに1年勤務。その後、THREE(スリー)にて派遣社員として1年半の勤務の後、2023年11月に社員としてブランドに移籍。2024年3月にTHREEホリスティックリサーチセンターへ異動。本社にて活躍中。

美容部員を目指したきっかけ

美容専門学校に通っていたとお聞きしました。美容部員を目指したきっかけは?

専門学校に進学するために上京したのですが、その頃は メイクアップアーティストになりたいという想いがありました。モデルさんとかアーティストの方にメイクをしたかったのですが、その専門学校の周りの方々がすごすぎて、ちょっと自分には無理かな… と、率直に感じました。そんな中、学校の講師が、美容部員をされていた方で「美容部員っていう選択肢もあるよ」と勧めてくださいました。 「大村さんはその人をきれいにするメイクは得意だから」と言ってくださったのがきっかけで美容部員としての道を考えはじめました。その頃から、美容部員になるのであれば、THREE(スリー)で働きたいなと思うようになりました。

数あるブランドの中でなぜTHREE(スリー)だったのですか?

学生時代からTHREEの製品をいくつか愛用していたのですが「かっこいい」「スタイリッシュな感じ」が、すごく好きでしたね。化粧品ブランドってどこかキラキラしていると思うのですが、わたし自身、あまり可愛いすぎる雰囲気はちょっと苦手というか、自分には合わないなと感じていて、美容部員として自分がお店に立ってるイメージができませんでした。そう考えた時にTHREEが一番しっくりくるし「ここに立ちたい。ここで働きたい。」って思いました!

コロナ禍の就職活動

新型コロナ流行により百貨店がしまり美容部員もタッチアップができなくなりましたね。ちょうどその時期に就職活動をはじめたそうですが?

そうなんです。2年制の専門学校で、2年生になるタイミングの春(3月~4月)で一気にコロナ禍になりました。ちょうどその頃から就活を始める時期だったので、絶望的でした。考えるだけで心折れそうで、せっかく上京して専門学校まで通ったのに、 周りのみんなもどうしたらいいの?と、他の分野にいく人もいましたね。でも、わたしは諦めずに東京で頑張ろうと決め、当時、美容部員の求人がほとんどなかったので、派遣会社ミーテアップに登録し、派遣社員として美容部員の仕事を探し始めました。

ヘアケア・ブランドの派遣社員として採用され、その後、キャリアチェンジされたのですか?

メイクアップのブランドではないのですが、有難いことにヘアケア・ブランドで採用をいただくことができ、そこから1年間はまずは販売員として頑張ろうと働きました。ですが、やはり「THREEで働きたい!」という気持ちが強かったので、THREEの求人募集が出ているかは実はこまめにチェックしていました。ちょうどコロナ禍が落ち着いてきたタイミングでTHREEの求人募集があることを知り、当時の派遣会社ミーテアップの担当者にすぐに相談、ブランドチェンジさせてもらうことになりました。

THREE(スリー)への気持ちがぶれなかったのはどうしてですか?

そうですね、THREEへの想いは強かったですね。最初のヘアケア・ブランドの職場は環境もよくいい人たちばかりでしたし、働きやすかったです。でもやはり原点に返り「メイクアップに携わる仕事がしたい」という気持ちが大きかったからかもしれません。2022年になってコロナ禍がちょっと落ち着いてきたタイミングでもありましたし、挑戦してみたい、やってみたいと感じました。そのタイミングで募集もあって、チャレンジしたら内定をもらえて…とても嬉しかったのを覚えています。

憧れのブランドに入社。入社時トレーニング

入社後はどのような研修やトレーニングがあったのですか?

同期は20名弱で、みんなで賑やかにワイワイとトレーニングに励みました。 約2週間のトレーニングでは、商品知識はもちろん、美容基礎知識やタッチアップ実技などみっちり学びました。毎日テストもあったので、私にとってはとにかく大変だったのですが、もともとInstagramでフォローしていた好きなTHREEのメイクアップアーティストの方から、直接タッチアップを教えていただけたことがすごく嬉しかったです。

アーティストの方がトレーニングに来られるんですね?

その時々によって異なるのですが、私の入社した時は、トレーナーとは別に、アーティストの方が時間をとってくださって、メイクの練習をしているところに来てくださった時がありました。その時もすごく嬉しくて、舞い上がった記憶があります(笑)

トレーニングは大変でしたか?辛かったこともあったんでしょうか?

実は本当に悔しくなってしまった時があり、 緊張や「もっと上手くしたいのに」という気持ちが混ざり合って、メイクタッチアップのトレーニング中に泣いてしまったことがあるんです。トレーナーの方は「こんな風に泣いた子、初めて見た」と。でも「今は出来ないのは当たり前だから」「出来ないというのが分かれば、出来るように努力できるから」と声をかけてくださって。そういった体験もあって、逃げずにやってこられたなって思います。

悔しくて泣けるって、それだけ想いが強いということですよね。 「こうなりたい、こうありたい」という仕事に対する熱量があるからこその涙ですね…!

新人として日本で最も忙しい百貨店売り場に配属

美容部員をしていて嬉しかったことや印象の残っていることは何ですか?

嬉しかったことは色々あるのですが、心に残っているのは、一番最初のお客様との接客です。最初は新宿の店舗にされ、もう本当に緊張しました。その時はまだ実習生で制服は来ていなかったのですが、お声掛けは積極的にするようにして… はじめて接客したお客様が商品を購入してくださることになり、マネージャーにサポートしていただき、緊張で手が震えながら対応をしました。後から聞くと、後ろから見ても分かるくらい震えてたみたいなんですけど(笑)その時のお客様は20代くらいのすごく優しい方だったので、接客を通して、ちょっと自信がつきました。最初のお客様とのやり取りは今も忘れずに覚えています。

美容部員としてやりがいを感じたことは何ですか?

接客やタッチアップをするなかで、どんどん心を開いていってくださり、最後に笑顔で喜んで帰られた時などは、とてもやりがいを感じますね。

お客様の中には、美容部員に声をかけるのが苦手だったり、こわい印象をお持ちの方もいますよね。そんなお客様の気持ちが分かるからこそ、というのもありますよね

お客様と関わる上で、大切にしてたこと・心がけていたことはありますか?

美容部員の仕事では「どれだけ積極的にいくのか?」言葉を変えると「売上や数字」に関するテーマも結構出てくると思うのですが、先ほどもお伝えしたように 私自身も普段はあまり積極的に来られるのが苦手なので、お客様の立場になった時に「このお客様はあんまり積極的に行かない方がいいかな」という方には、そういう雰囲気をちょっと汲み取って遠くからちょっと見守って、といったように、お客様の雰囲気をみながらのお声かけや接客は気を付けるようにしていました。

美容部員をしていて一番大変だったことは何ですか?

沢山ありましたが、配属された新宿の店舗はとてもお客様数が多くて。コロナがあって 落ち着いているって言われたのですが、やはり土日は、わっと混雑する時があって、そのときは慣れるまで心の中で慌ただしく「次あれやって、これやって」みたいなのがすごく大変でしたね。多い時は1日で20名以上のお客様を接客することもありました。

美容部員時代は困ったことなど相談は誰にしていましたか?

店舗のマネージャーが一番多かったかなと思います。THREEに入って すごく恵まれているなって思うくらい、人間関係で悩んだことはないです。「こういうお客様がいらっしゃったときは…」みたいな相談は マネージャーだけじゃなくて いろんな先輩にしてました。美容部員と聞くと、女性だけの社会でちょっと怖いイメージもあるかと思いますが、人間関係では悩んだことがなく、そういった点では本当に恵まれていましたし、働きやすい職場だと思います。

コロナ禍の就活からはじまり、美容部員のリアルな現場のエピソード。詳しく聞かせていただき、ありがとうございました!大村さんのTHREEへの想い、仕事への熱意がとても伝わってきました。

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