外資系美容部員とは?国内ブランドとの違いや魅力を深掘りします

美容部員 外資系

美容部員が働く化粧品ブランドには、国産ブランドと外資系ブランドの2つがあります。ブランドを選ぶ際に、どちらを選ぶかはかなり重要です。なぜならば、国産・外資系にはさまざまな違いがあるからです。

せっかく働くなら、自分の個性に合うブランドで働きたいと思いませんか?今回は、国産ブランドと外資系ブランドの違いや魅力について解説します。美容部員の求人を探す際の参考にしてくださいね。

【この記事を読むと分かること】
・外資系美容部員とはどんなものか
・外資系美容部員の魅力
・外資系美容部員になるために必要なスキルなど

外資系美容部員とは?国産ブランドとは何が違うの?

美容部員・ビューティーアドバイザー

外資系美容部員とは、製造販売元のメーカーが日本以外のブランドのことです。例えば、シャネル・エスティーローダーなどが当てはまります。国産ブランドは、製造販売元のメーカーが日本であり、資生堂・アルビオン・コーセーなどが有名です。

具体的には以下のような部分で違いがあります。

  • 1.メインとなるメイクアイテム
  • 2.社風
  • 3.働き方
  • 4.職場の雰囲気

それぞれの違いを知り、自分に合うブランドはどちらか考えてみてください。

1.メインとなるメイクアイテム

1つ目は、メインとなるメイクアップ・アイテムです。

【外資系ブランドのメイク】

外資系ブランドのメイクアップは、「インパクト」を重要視しています。色味がはっきりしていたり華やかさがあったりと、パッと目をひく色味が多い印象です。外資系ブランドの基準である「海外」には、目鼻立ちがくっきりしている人が多いため、くっきりしている色の方が似合うためです。

【国産ブランドのメイク】

国産ブランドのメイクアップは、「清潔感」を大切にしている場合が多いです。ナチュラルで色味も淡い印象のものが目立ちます。国産ブランドのメイクアップは、日本人の肌を基準に考えられているため、ポイントメイクよりもベースメイクに力を注ぐ傾向にあります。そのため、スキンケアアイテムも充実しているのです。

2.社風

2つ目の違いは、社風です。

【外資系ブランドの社風】

外資系ブランドの社風は、比較的「自由」なことが多いです。服装や髪型などの指定がなく、個人のスタイルを尊重する風土があります 。また、仕事とプライベートのバランスを重視し、成果主義が根付いていることが多いです 。

【国産ブランドの社風】

国産ブランドでは、伝統的な文化が根強く、服装や髪型に関する規則が厳しいことが多いです。日本メーカーの美容部員を観察してみると、同じ服装・髪型の人がたくさんいますよね。また、社員同士の人間関係を大切にし、チームワークや協調性が重視される傾向があります。

3.働き方

3つ目の違いは、働き方です。

【外資系ブランドの働き方】

外資系ブランドの働き方は、「完全実力主義」が基本です。新人・ベテランの区別なく、入社直後から即戦力として期待されます。能力や実績が認められれば、早いうちから昇進することも可能。また、インセンティブ制度を導入しているブランドも多く、努力や成果が直接報酬に反映されるしくみとなっています。

【国産ブランドの働き方】

国産の化粧品ブランドでは、長期的な雇用が重視される傾向となっています。そのため、福利厚生が充実していることが多いです。新人はしっかり研修を受け、段階的にスキルを磨いていきやすいです。チームワークが重視されるため、協力し合いながら仕事を進めていけるでしょう。キャリアアップは年功序列が基本です。

4.職場の雰囲気

4つ目の違いは、職場の雰囲気です。

【外資系ブランドの働き方】

外資系ブランドは、「言いたいことを相手にはっきり伝える」という文化が根付いています。そのため、意見をはっきり主張する人が多いです。遠回しな表現を避け、率直に意見を交わすことも多いでしょう。日本国内での勤務であっても、はっきりとした意志表示が求められることもあり、昇進するためには、自分の意見をしっかり伝えることが重要です。

【国産ブランドの働き方】

国産ブランドの場合は、協調性や規律が大切にされる傾向があります。職場では上司や先輩からの指導を受けながら仕事を進めることが一般的で、上下関係が明確です。コミュニケーションは比較的穏やかで、意見交換も礼儀正しく行われます。チームでの取り組みが重視されるため、個々の成果よりもチーム全体の結果が重視される風潮があります。

外資系化粧品ブランドの仕事内容や職種

美容部員・ビューティーアドバイザー

外資系化粧品ブランドの主な仕事内容や職種は以下の通りです。

  • ●販売
  • ●商品企画
  • ●商品開発
  • ●営業

職種によって求められるスキルや経験が異なります。それぞれについて詳しく解説していきましょう。

販売

外資系化粧品ブランドでまず思い浮かぶのは、「販売スタッフ=美容部員(BA)」です。百貨店や専門店の店頭で働き、製品の使い方を説明したり、お客様の肌の悩みをカウンセリングしたりして、お客様に合った最適な製品を提案します。販売スタッフは、ブランドの顔としてお客様と直接対話する重要な役割を持ちます。商品についての知識を深めることが必要な職種です。

商品企画

外資系では、オフィスでマーケティングを担当する「商品企画」の仕事もあります。市場調査のデータを分析し、新商品のコンセプトやパッケージを考案。販売促進イベントの企画の仕事もあり、消費者ニーズを敏感に察知しながら、トレンドに合った商品を生み出していくクリエイティブな仕事です。高い企画力と客観的な視点が求められます。

商品開発

外資系では、研究員として「商品開発」に携わることもあります。日本人の肌質や好みに合わせた製品を開発するため、成分分析や品質管理を行います。化学や皮膚科学の専門知識が求められ、薬学部出身や関連資格を持つ人材が適任です。

営業

外資系には「営業職」もあります。百貨店や専門店などの販売経路を広げるために活動するのがメイン。新しい市場の開拓や既存顧客との関係を維持しながら、製品の売上を拡大します。戦略的な思考とプレゼンテーション能力が必要で、情報収集力や実行力も求められます。

外資系美容部員の3つの魅力

美容部員・ビューティーアドバイザー

外資系美容部員の3つの魅力は以下の通りです。

  • 1.国産メーカーと比べると給料が高い?
  • 2.マーケティングの知識が学べる
  • 3.転職に有利になる可能性も

それぞれの魅力をご紹介します。

1.国産ブランドと比べると給料が高い?

外資系ブランドは国産ブランドと比べると給料が高い傾向にあります。同じ美容部員の仕事をしていても、より高い収入が期待できます。

そのため、収入アップを目指して国産ブランドから外資系ブランドに転職する美容部員も多いです。同じ職種でありながら、給与アップを実現できるのは、外資系の大きなメリットです。

2.マーケティングの知識が学べる

外資系ブランドで働く大きな魅力の1つは、国際的に認められたマーケティングスキルを習得できることです。多くの外資系は、ブランドイメージを維持しながら売上を最大化するため、マーケティングに多くの労力を注いでいます。

ブランドの全スタッフに求められるものであり、美容部員も例外ではありません。高度なマーケティング技術やブランド構築の知識を学べる研修は、美容部員としてのキャリアを伸ばしたい人やさらなるステップアップを目指す人にとって、価値のあるものとなるでしょう。

3.転職に有利になる可能性も

外資系ブランドでのマーケティング経験は、他の業種への転職にも有利です。アパレル・食品メーカーなど、化粧品とは異なる分野の外資系企業への転職に成功した例も多くあります。国際的なマーケティング知識とグローバルな視野を持つことで、業界を超えたキャリアアップが可能になるのです。

将来的に異なる業界への転職を考えている人にとっても、外資系ブランドでの経験は大きな武器となるでしょう。

外資系美容部員のデメリット3つ

外資系美容部員にはデメリットもあります。

  • 1.即戦力が求められることが多い
  • 2.成果を出すことが求められる
  • 3.人材の入れ替わりが激しい

デメリットもしっかり把握して、あなたに合うかどうかを見極めましょう。

1.即戦力が求められることが多い

外資系美容部員は、即戦力が求められることが多いです。自社ブランドのイメージを前面に出した販売戦略を実施するためです。実際に、外資系ブランドの美容部員は、多くの人が中途採用で、経験豊富なプロフェッショナルが集められています。

外資系ブランドで美容部員として働くことには多くのメリットがありますが、その分高い実力が求められます。経験が浅い、もしくは未経験の方にとっては、外資系ブランドへの就職は難易度が高いかもしれません。

2.成果を出すことが求められる

外資系ブランドは売上に非常にシビアで、成果が重視されます。美容部員一人ひとりに売上マネジメントが求められることも多く、国産ブランドよりも高い売上意識が必要です。そのため、企業からのプレッシャーが大きく、ストレスを感じることもあるかもしれません。

しかし、その分、成果に対して高いインセンティブが用意されていることも多いです。スキルや実力に自信がある人にとっては、これがモチベーションとなり、さらなる収入アップにつながるでしょう。

3.人材の入れ替わりが激しい

外資系ブランドは人材の入れ替わりが激しいのも特徴です。美容部員には女性が多く、結婚や出産などで離職する人が多いことに加えて、高いハードルが設定されているため、雇用の流動性が高くなっています。

外資系ブランドのプロモーションサイクルは日本よりも短く、結果を重視する企業が多いため、こうした性質が人材の流動性を高める要因となっています。

外資系美容部員になるために必要なスキル

外資系美容部員には、国産メーカーの美容部員よりも求められるものが多いことがわかってきました。では、外資系美容部員になるためには、具体的にどんなスキルが求められるのでしょうか。主に、以下3つのスキルが求められます。

  • ・【リーダーシップ】:自分の意見をはっきり伝えてみんなの先頭に立てる
  • ・【向上心】:短期間で成果を求められた場合でも、目標達成のたに努力できる
  • ・【売り上げへの高い意識】:成果重視で売り上げをのばすために努力できる

逆に言えば、これらのスキルがあれば、外資系美容部員に向いているでしょう。

代表的な外資系コスメブランド

外資系の代表的なコスメブランドをご紹介します。

  • ●エスティローダー
  • ●ランコム
  • ●ディオール
  • ●シャネル

各ブランドの美容部員に向いている人の特徴も一緒に解説します。

エスティローダー

エスティローダーは、1946年に設立されたアメリカの高級化粧品ブランドです。スキンケア・メイクアップ・フレグランスなど幅広い商品を展開しています。革新と高品質を追求するブランドとして知られています。

【エスティローダーの美容部員に向いている人】

高い接客スキルと美容知識を持ち、常に最新の美容トレンドに敏感な人が向いていると言えます。また、顧客とのコミュニケーション能力が高く、プロフェッショナルなサービスを提供できる人にピッタリでしょう。

ランコム

ランコムは、1935年にフランスで設立された高級化粧品ブランドです。スキンケア・メイクアップ・フレグランスの分野で世界的に知られています。優雅さと革新を兼ね備えた製品を提供しています。

【ランコムの美容部員に向いている人】

高級感のあるブランドイメージを理解し、それをお客様に伝えられる人が向いていると言えます。美容に関する深い知識と、優れた販売スキルを持つ人が理想的です。

ディオール

ディオールは、1946年にクリスチャン・ディオールによって設立されたフランスのラグジュアリーブランドです。ファッションからビューティーまで幅広く展開しています。特に高品質なメイクアップ製品が人気です。

【ディオールの美容部員に向いている人】

ブランドのラグジュアリーなイメージを理解し、高級感のある接客をできる人が向いていると言えます。ファッションと美容のトレンドに敏感で、クリエイティブな発想を持つ人がピッタリです。

シャネル

シャネルは、1910年にガブリエル・シャネルによって設立されたフランスのラグジュアリーブランドです。ファッションからビューティー製品まで幅広く展開しています。特にそのエレガントで洗練された製品が特徴的です。

【シャネルの美容部員に向いている人】

エレガンスと洗練さを重視するブランドの理念を理解し、それを体現できる人が向いています。高い接客スキルとブランドの歴史に対する深い理解も求められるでしょう。美容に対する強い情熱を持つ人が理想的です。

まとめ

外資系ブランドの特徴や向いている人など、さまざまな視点から深堀りしました。あなたが向いていそうなのは外資系ブランド・国産ブランド、どちらでしたか?

外資系ブランドの美容部員は、高い給与と将来的なキャリアアップが見込めますが、高い売上意識が求められるハードな仕事でもあります。未経験の場合は、最初は国産ブランドのほうが働きやすいかもしれません。国産ブランドである程度経験を積んだ後に、キャリアアップと合わせて外資系ブランドへ転職するのもおすすめです。

それでもやっぱり、外資系美容部員を目指したい!という方は、転職サービスサイトを有効活用しましょう。ミーテアップでは美容部員の仕事に精通している専任アドバイザーが、求人探しから就職までサポートしてくれます。ぜひ一度、ご相談ください。

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