【具体例あり】美容部員の志望動機を考えるときの5つのポイント!面接対策もご紹介
就職・転職をするとき、誰もが経験する「履歴書の作成」。そこで特に悩むのが志望動機の書き方ではないでしょうか?全く思い浮かばない人もいれば、あれもこれも書こうとして伝えたいことが上手くまとまらないという人がいたりと、人によって悩むポイントもさまざまです。
今回は、美容部員に就職・転職する方に向けて志望動機の書き方のポイントや例文などをご紹介します。面接での志望動機の答え方なども解説するので、ぜひ参考にしてください!
▶️この記事を読むとわかること ・志望動機の書き方のポイント ・志望動機の例文 ・面接で志望動機について好印象に伝える方法など |
美容部員の志望動機の書き方5つのポイント
美容部員の志望動機の書き方のポイントは、以下の5つです。
- 1. 転職理由と志望する企業の魅力を結びつけて伝える
- 2. 志望する企業の価値観に共感していることを伝える
- 3. 自分のスキルや実績をもとにどう貢献できるかを伝える
- 4. オリジナルの内容で差別化をする
- 5. 結論から書いたり箇条書きを使う
以下でそれぞれのポイントを解説します。
1.転職理由と志望する企業への魅力を結びつけて伝える
1つ目のポイントは、転職理由と企業への魅力を結びつけて伝えること。
志望動機は、企業の理念や社風など魅力を伝えればいいと思っている方も多いですが、それだけでは、多数の応募者と内容が被ってしまい、埋もれてしまいます。
自分が転職した理由と企業の魅力をかけ合わせて伝えることで、「あなただけ」のPRにつながるでしょう。
2.志望する企業の価値観に共感していることを伝える
2つ目のポイントは、企業の価値観に共感していることを伝えるといった点です。ただし、率直に「〜の理念に共感しました」と伝えるだけでは、具体性に欠けます。企業理念のどこに共感したのかを明確化して記載しましょう。また、共感した理由を自分のストーリーと組み合わせて伝えることで、より説得力が増します。
3.自分のスキルや実績をもとにどう貢献できるかを伝える
3つ目のポイントは、自分のスキルや実績をその企業でどう貢献できるかを伝えることです。例えば、「私は、大学で学んだプロジェクトマネジメントの知識を活かして、前職では複数のチームをまとめて、成果を上げてきました。御社のようにチームの力を重視する環境であれば、さらに大きな貢献ができると確信しています。」といったように、自分の経験や実績をもとに志望動機でPRすると良いでしょう。
4.オリジナルの内容で差別化をする
4つ目のポイントは、オリジナルの内容で差別化することです。先述しましたが、ありきたりの文章では埋もれてしまいます。当然ですが、志望動機を見るのは「人」です。文字の先に人がいることをイメージしながら、その人を感動させる内容を考えてみましょう。
オリジナルのストーリーと企業の特性を踏まえて、あなたにしか書けない文章を書いてくださいね。
5.結論から書いたり箇条書きを使う
企業によっては、全ての履歴書をじっくり読めないほど多数の応募がくる場合も考えられます。そのため、伝えたいことは最初に述べる!が鉄則です。応募する企業の雰囲気にもよりますが、文字の大きさを変える・箇条書きを使うなど、相手の目にパッと止まるような工夫も考えてみましょう。
美容部員が志望動機で強調すべき点3つ
美容部員が志望動機で強調すべき点は以下の3つです。
- 1. ブランドへの熱意
- 2. 入社後に貢献できること
- 3. 美容部員を選んだ理由
以下で詳しく解説します。
1.ブランドへの熱意
1つ目は、ブランドへの熱意です。ほとんどの企業は、自社に対してどの程度の熱意があるのかを知りたいと思っています。熱意を感じられないと、「早期退職」のリスクが高まると警戒するためです。採用活動には、多大なコストがかかる場合も多く、社員が早期に退職してしまった場合、新しい人材確保をするためのコストはまたかかってしまいます。
そのため、企業は志望動機や面接での態度から、ブランドへの熱意を知りたいと考えているでしょう。
2.入社後に貢献できること
2つ目に強調すべきポイントは、入社後にどう貢献できるかです。未経験者歓迎であっても、だいたいの企業は、できるだけ短期間で即戦力になれる人材を求めます。そのため、仕事に対するモチベーションがどのくらいあるのかを見極めたいと考えている場合も。
学びたいという姿勢も大切ですが、すべて受け身の態度はNG。今までの経験をもとに、どう貢献できるのか?どんなキャリアを目指しているのかなど、具体的にイメージしてもらえるような内容を強調しましょう。
3.美容部員を選んだ理由
3つ目に強調すべき点は、美容部員を選んだ理由です。どんな職業でも共通する志望動機よりも、「〜だから私は美容部員になりたいんです!」と言われたほうが、企業側もあなたが美容部員になった姿を想像しやすいです。
例えば、個人的なメイクやスキンケアに関するエピソードやブランド商品とのエピソードなど。オリジナルのストーリーに乗せて、相手の心を動かす志望動機を書きましょう。
美容部員が志望動機を書く際のNG例
美容部員が志望動機を書く際に気をつけたいことは、以下の3つです。
- 1. 学びたいアピールが強すぎる
- 2. 実体験が書かれていない
- 3. 自分の希望ばかりが書いてある
上記のような点が当てはまってしまうと、採用率はぐんと下がってしまいます。なぜNGなのか、その理由を説明します。
1.学びたいアピールが強すぎる
1つ目は、学びたいアピールが強すぎる志望動機の文です。学ぶ姿勢があることは大切ですが、職場は学校ではありません。学びたいという受け身な姿勢ばかりを強調してしまうと、企業側は、頼りない印象を抱いてしまうので気をつけましょう。
2.実体験が書かれていない
2つ目は、実体験が書かれていない志望動機です。実体験がないということは、誰にでも書ける文と同じです。ストーリー性がないと人の心を動かすことも難しいですし、オリジナリティもありません。多数の応募者の中から選ぶとなったら、志望動機の内容においても心が動いた人を選ぶはずです。実体験を取り入れた「あなたにしか書けない」応募文を書いてみましょう。
3.自分の希望ばかりが書いてある
3つ目は、自分の希望ばかりが書いてある志望動機です。学びたいアピールと同様で、企業から「与えられる」ことを前提にしている態度の応募者を雇いたいと思いますか?自分の希望を伝えることも大切ですが、そのうえで自分がどう企業に貢献できるのかをアピールしましょう。
美容部員向け!志望動機の例文
美容部員向けの志望動機の例文をご紹介します。例文をもとに、「あなただけにしか書けない文」を考えてみてくださいね。
【例文1】企業理念への共感×前職経験を活かしたい
御社の「一人ひとりに合わせた美しさの提供」という理念とサービスに共感しました。前職では販売業に従事していましたが、多くのお客様と接する中で、美容に特化したサービスを提供したいという思いが強まり、美容部員を目指すことにしました。前職で培った接客スキルと、メイクアップアーティストの資格を活かし、お客様に最適な美容アドバイスを提供したいです。特に、パーソナルカラー診断の知識を活用し、お客様の肌色に合わせた最適なメイクを提案できることが強みです。
ある日、私の接客がきっかけであるお客様が笑顔になってくれたことがありました。そのお客様は、洋服選びに悩んでいましたが、丁寧にカウンセリングを行い、パーソナルカラー診断を実施。その結果、お客様にぴったりの洋服を見つけることができ、ご満足いただけました。お客様の嬉しそうな顔を見て、とても嬉しかったのを覚えています。今後も御社で自分のスキルを活かして、たくさんのお客様を笑顔にしたいです。
【例文2】製品やサービスへの共感×自身の強みを活かしたい
私が美容部員を目指したきっかけは、御社の製品を初めて使ったときに、肌の悩みがみるみる解決し、自分に自信を持てるようになったことです。御社の製品の品質と、お客様への丁寧なサポートに感銘を受けました。
前職ではアパレル販売を行っていたので、そこで培った接客経験を活かし、御社の一員として、お客様一人ひとりと信頼関係を築いていきたいです。また、学生時代には、1年間オーストラリアに留学した経験もあります。そこで身につけたコミュニケーション力を活かし、お客様のニーズを的確に把握し、より良いサービスを提供することで、御社ブランドの価値をさらに高めていきたいです。
【例文3】接客を受けて感動した体験×入社後に貢献できるスキル
御社の美容部員を志望した理由は、過去に御社の店舗で受けた接客が非常に印象的だったからです。当初、私にメイクは似合わないと思い込んでいたのですが、美容部員の方にアドバイスをいただきながらメイクをしてもらったら、驚くほど美しくなれました。ここで私の人生が大きく変わったのです。この経験から、お客様に喜びと自信を提供できる御社の美容部員の仕事に大きな魅力を感じ、自分のキャリアをここで築きたいと強く思いました。
前職は事務職ですが、趣味で10年以上バレーボールチームに所属しています。このチームで培ったチームワーク力・コミュニケーション力を活かして、スタッフの皆様にもお客様にも信頼される美容部員として貢献できると確信しています。御社の一員として、お客様一人ひとりに寄り添い、ブランドの価値をさらに高めていきたいです。
【例文4】企業理念への共感×実体験からのビジョン
私は御社の「美と健康の両立を目指す」というブランド理念に強く共感しています。以前、私は痩せていることが美しいことだと思い込んでいた時期があり、無理なダイエットをした結果、食事が喉を通らなくなり、命の危機に瀕した経験があります。そのときに、御社のブランド理念がCMで流れてきて、ハッとさせられたのです。これをきっかけに、私は御社の製品を使用しながら美と健康の両立を目指してきました。御社の理念がなかったら今どうなっているのだろうと考えると、恐ろしいです。
この経験を通じて、自分と同じように悩んでいるお客様に寄り添い、健康的な美を追求するお手伝いがしたいと考えるようになりました。美容師としての接客業の経験を活かし、コミュニケーション能力を駆使して、お客様のニーズを理解し、最高のサービスを提供することを目指します。
【例文5】美容部員の接客を受けた体験×目指したい美容部員像
御社の美容部員を目指す理由は、御社の製品に対する信頼感と、その製品を用いてお客様に美しさを提供する仕事に魅力を感じたからです。初めて御社の店舗を訪れた際、丁寧な接客と高品質な製品に感動し、自分もこのような素晴らしい経験を提供したいと思うようになりました。
特に印象に残っているのは、私がスキンケアに悩んでいた時期に、御社の美容部員の方が親身に相談に乗ってくださったことです。その方は、私の肌の状態を詳しく聞いた上で、最適な製品を紹介してくれました。そのおかげで、肌の調子が改善し、自信を持てるようになったのです。この経験から、私もお客様の悩みを解決し、同じように喜んでいただきたいという強い思いを抱くようになりました。
私はこれまでの接客業で培ったコミュニケーション能力を活かし、お客様に信頼される美容部員として、御社のブランド価値を高めることに貢献したいと考えています。また、常に自己研鑽を怠らず、スキンケアやメイクの知識を深め、お客様に最適なアドバイスを提供できる美容部員を目指します。
面接で志望動機を聞かれたら?好印象に伝えるための5つのコツ
面接で志望動機を聞かれたときに、好印象に伝えるための5つのコツをご紹介します。
- 1. 深堀りされることを予想して準備しておく
- 2. 短すぎず・長すぎずちょうど良い長さで話す
- 3. 結論から話す
- 4. 伝えることの優先順位を決めておく
- 5. 企業の情報を念入りに調べておく
文章は完璧でも面接でつまづいたらアウトです。ぜひ、念入りにチェックしてください!
1.深堀りされることを予想して準備しておく
面接官は志望動機を聞いた後に、話しのなかで気になったことを掘り下げて質問してくることが多いです。志望動機の裏付けとなる具体的なエピソードや根拠などを事前に考えておき、自信を持って答えられるようにしておきましょう。
また、書類に書いた内容と、口頭で伝えた内容に一貫性を持たせることも好印象に伝えるために大切です。
2.短すぎず・長すぎずちょうど良い長さで話す
志望動機を話すのに最適な長さは1分程度です。短すぎると伝えたい内容がうまく伝わらないし、長すぎると面接官が理解しづらくなってしまいます。全体を簡潔にまとめつつ、「ここだけはしっかり伝える!」というポイントを決めておくと良いでしょう。
また、話し方のトーンでも印象は変わります。大切なポイントがしっかり伝わるように、メリハリをつけて話しましょう 。
3.結論から話す
面接官に志望動機の内容を印象づけるためには、最初に結論を述べ、その後に具体的な理由やエピソードを展開するのが効果的です。例えば「御社を志望する理由は、御社理念の「〇〇」に共感したからです。なぜならば〜」といった具合に、最初に理由を伝え、その後に自分ならではのストーリーを深堀りして、根拠づけていくのが良いでしょう。
4.伝えることの優先順位を決めておく
志望動機の内容は限られた時間で伝えなければなりません。大事なポイントを伝えるためには、優先順位を決めておくと効果的です。最も重要なポイントを先に述べ、その後に補足的な情報を加えましょう。
5.企業の情報を念入りに調べておく
面接に挑む際には、志望する企業の理念・業務内容・社風などをしっかり調査し、自分の経験やスキルでどう貢献できるかを具体的に述べられるようにしておくことが大切です。企業の特徴に触れながら自分の強みをアピールすることで、より説得力のある志望動機を伝えることができます。
志望動機以外にも美容部員の面接でよく聞かれる7つの質問
志望動機以外にも美容部員の面接でよく聞かれる7つの質問をご紹介します。この7つの質問も押さえておけば、面接対策もバッチリ!ぜひ参考にしてください。
- 1. 美容部員になろうと思ったきっかけ
- 2. どんな美容部員になりたいか
- 3. 自分の短所や長所
- 4. 店舗に行ったことがあるか
- 5. どの商品が好きか
- 6. 前職を退職した理由
- 7. 最後に質問はあるか
1.美容部員になろうと思ったきっかけ
美容部員になろうと思ったきっかけは、面接でよく聞かれる質問の1つです。美容部員を目指すきっかけは人それぞれですが、自分がメイクやスキンケアに興味を持った体験を具体的に話すと良いでしょう。例えば、企業のスキンケア製品が自分や友人の肌トラブルを解決した経験や、特定の製品が自分に自信を与えてくれたことなどの体験談などが挙げられます。
2.どんな美容部員になりたいか
どんな美容部員になりたいかという質問もよく聞かれます。聞かれたときには、自分が目指す美容部員像を明確に伝えられると好印象になります。お客様に対して親身になって相談に乗り、最適な商品を提案することを目指す姿勢や、常に新しいトレンドや技術を学び続ける姿勢など、成長する意欲をアピールしましょう 。
3.自分の短所や長所
短所や長所もよく聞かれます。どちらも客観的に述べられることで、自己理解ができていることをアピールできるでしょう。長所は、自分が持つスキルや経験をもとに具体的に。例えば、「顧客対応力」「商品知識」「チームワーク」などが挙げられます。短所については悪い印象になる内容は避けるのがベター。「心配性」「優柔不断」「マイペース」など自分がフォローできる内容にすると良いでしょう。また、ネガティブな印象だけで終わらせず、その短所をどう克服しようとしているかを述べられると、好印象になるはずです。例えば、「細かいことにこだわりすぎるが、計画的に作業することで改善している」など。
4.店舗に行ったことがあるか
ブランドの店舗に実際に行ったことがあるかという質問もよくあります。訪問した際の感想や、感じたことを具体的に述べられるように、一度は訪問しておくと良いでしょう。「スタッフの対応が親切で好印象を受けた」「商品ディスプレイが魅力的だった」など具体的な例を挙げると好印象になります。
5.どの商品が好きか
ブランド製品の中でどの商品が好きかという質問もよく聞かれます。面接を受ける前に、志望するブランドの製品を調査し、実際にいくつか試してみましょう。お気に入りのものを見つけたら、気に入っている理由や成分・使用感・効果などを具体的に述べられると、製品に対する理解度と熱意をアピールできます。
6.前職を退職した理由
転職の場合は、前職を退職した理由も聞かれることが多いです。できるだけネガティブな内容は避け、ポジティブな表現を心がけましょう。例えば、「キャリアアップを目指して」「美容に特化した仕事に挑戦したかった」など、自分の成長や目標に基づいた理由を述べるのがおすすめです。
7.最後に質問はあるか
最後に質問はあるかはどの面接でもよく聞かれますよね。ブランドに興味があることを示すためにも、いくつか事前に質問を準備しておきましょう。例えば、「貴社でのキャリアパスについて教えてください」「現在の店舗で最も重視していることは何ですか?」など、企業や職務に対する関心を示す質問を用意しましょう 。
面接の中で全ての質問が解決してしまった場合は、「〇〇についてお聞きしようと思っていましたが、丁寧にお話しいただけたので解決しました。」とお伝えすると、何もないと答えるよりは好印象になります。
まとめ
志望動機の書き方のポイントや例文、面接で志望動機について好印象に伝える方法などをお伝えしました。書類も面接も、「あなたにしか話せないこと」を意識して伝える内容を整理しておくと、他の人と差別化できて、好印象を残せるはずです。ぜひ、オリジナルのストーリーを考えてみてくださいね。
志望動機の書き方のポイントを以下で復習しましょう。
・転職理由と企業への魅力を結びつけて伝える ・企業の価値観に共感していることを伝える ・自分のスキルや実績をもとにどう貢献できるかを伝える ・オリジナルの内容で差別化をする ・結論から書いたり箇条書きを使う |
上記5つのポイントをもとに、企業側の心を動かす志望動機を作成しましょう。どうしても一人ではうまく考えられない……というときには、転職サイトの相談サービスを利用するのも1つの手段です。一人で悩まずにまずは相談してみましょう!