美容部員に向いている人とは?あったほうがよい経験や資格を解説
メイクや美容、化粧品が好きであればその中には「美容部員(ビューティーアドバイザー/BA)」に憧れている人もいるでしょう。
お客様の肌などの悩みを聞きながらよりきれいになるための提案をする美容部員ですが、どういった人が向いているのでしょうか。
この記事では、美容部員に向いている人の特徴やあった方がよい経験・資格について解説します。メイクや美容、化粧品が好きな人や美容部員に興味がある人はぜひ最後までご覧ください。
美容部員に向いている人の特徴
まずは、美容部員に向いている人の特徴を以下の6つ紹介します。
- 1. 美容や化粧品類が好き
- 2. いつも笑顔でポジティブ
- 3. トレンドを敏感にキャッチできる
- 4. 人の悩みに立って相談に乗れる
- 5. プロ意識が高い
- 6. チームワームが得意
それぞれくわしく見ていきましょう。
1.美容や化粧品類が好き
美容部員として働く場合は、美容や化粧品類が好きであることが前提です。
美容部員は、働くブランドの顔でありお客様に化粧品類などをおすすめする立場になります。美容や化粧品の知識が乏しい、化粧があまりうまくない人に相談したいと思う人はいないでしょう。それだけではなく、すっぴんの人から美容や化粧品について説明してもらうより、綺麗に化粧をした人から説明してもらう方が説得力もあります。また、見た目だけではなく立ち振る舞いからネイルなどの指先まで常に美容に気を使うなど、清潔感は欠かせません。美容が好きであれば、自分を整えることも苦ではなく、楽しみの一環としてできるでしょう。
2.いつも笑顔でポジティブ
美容部員は注目される仕事であるため、いつも笑顔でポジティブな雰囲気であれば、売り場が明るくなり自然とお客様が集まってきます。
また、美容部員に相談してくる人は、肌トラブルや化粧についてなんらかの悩みを抱えている場合が多いです。初対面の人に自分の悩みを相談したり、コンプレックスを打ち明けたりするのは勇気が要るものです。笑顔もなく、無表情の美容部員には、なかなか悩みを相談できないでしょう。そんな時に笑顔の美容部員がいれば、相談やコンプレックスの話もしやすくなります。そして、美容部員はお客様の悩みを解決し、喜んでもらえるような発想や声掛けが求められます。お客様の期待を超える提案ができれば、リピーターとなり今後もお店を利用してくれるかもしれません。
3.トレンドを敏感にキャッチできる
美容や化粧品類は新しい情報や新商品が常に登場し、トレンドは短期間で目まぐるしく変わるため、敏感にトレンドをキャッチできる人が美容部員には向いています。お店によっては、美容部員に向けた研修などを実施している場合がありますが、自分からトレンドをキャッチして学ぶ姿勢のある人の方がより多くの情報を蓄えられるでしょう。また、ファッションから新しい化粧品類のトレンドが生まれる場合もあります。お店に来るお客様は、美容感度が高くトレンドにも敏感な場合が多いため、美容系以外の幅広いトレンドを知っていれば、より話も弾むでしょう。
4.人の悩みに立って相談に乗れる
美容部員はお客様の悩みを聞き、お客様の立場で相談に乗り解決策を提案してあげられる人がよいでしょう。自分は「このスキンケアがいい!」と思っていても、お客様にとってもよいとは限りません。人によって肌に合う化粧品や美容にかけられるお金と時間は違います。自分がよいと思う物をおすすめするのは、悪いことではありません。しかし、最後にはお客様の希望や要望に合わせた答えを提案できる人がよいでしょう。
5.プロ意識が高い
美容部員は美容のお手本として、常に身だしなみを整えておく必要があります。身だしなみは、制服を綺麗に着こなしているか、清潔感のある髪型であるかなどももちろん大切ですが、美肌や体型キープなども必須です。美肌や体型キープは、日常的な食生活やスキンケアも欠かせません。美肌になるためのアドバイスをする人が、肌荒れがひどい、ニキビだらけでは説得力がなく、そんな人からアドバイスを貰いたいとは思いません。仕事ではないタイミングでも、仕事を意識するプロ意識の高い人でなければ美容部員になるのは難しいでしょう。
6.チームワームが得意
美容部員はひとり一人にノルマがある場合も多く、ワンマンと思っている人もいるかもしれませんが、実はチームワークが重要な仕事です。そのため、チームワークが得意でほかの人と協力してブランドの売上を上げられる人が求められます。
美容部員のメインの仕事は接客ですが、接客以外にもサポートや事務作業も重要な仕事の一つです。また、店員同士の適度な切磋琢磨は大切ですが、店員同士がお互いを蹴落とそうとぎすぎすしているとその雰囲気は店の雰囲気に直結します。なんとなくぎすぎすした雰囲気のお店よりも、明るく和気あいあいとした雰囲気のお店の方がお客様も入りやすいでしょう。最近は店員個人にノルマを課すのではなく、チームや店舗単位でノルマやインセンティブが発生する場合も多いです。そうする程経営者も、チームワークでつくる雰囲気などを重視していることが分かります。
美容部員になる前にあったほうがよいのは接客販売の経験
未経験で美容部員になりたい場合、接客販売の経験があれば、未経験の中でも少しだけ有利になる可能性があります。接客販売業とは、洋服や食品、家電など商品をお客様に直接販売する職業です。接客販売業の経験があれば、接客販売をするうえで最低限知っておくとよいマナーや心得などが身についているでしょう。
美容系と職種が違っても基礎となる部分は同じであるため、美容部員として働く際にも役立ちます。接客販売業のなかでも、特に幅広い年齢層のお客様に接客した経験があれば有利になります。これは、美容部員としてどこで働くかによって多少異なりますが、スキンケア系やメイクアップ商材を取り扱う店舗の場合、客層は若い人から年配の人まで幅広いです。年代によって、好まれる言葉遣いや接し方があるため、既に幅広い年齢層のお客様に接客した経験があれば、美容部員として働く際にも活用できるでしょう。
美容部員になる前にあったほうが資格
美容部員として働く際に、資格は不要です。しかし、資格は合った方が有利に就職ができたりお客様へアドバイスができたりするため、1つくらいは持っておいてもよいでしょう。
ここでは、以下の4つのジャンルに分けて紹介します。
- ●メイクや美容系の資格全般
- ●メイクテクニックを身に付けられる資格
- ●スキンケアなどに関する資格
- ●接客に関する資格
それではそれぞれくわしく見ていきましょう。
メイクや美容系の資格全般
メイクや美容系に関する資格には以下のようなものがあります。
日本化粧品検定 | ・「コスメ検定」といった呼び方でも有名・化粧品や美容に関して幅広く学べる・美容部員の実務としては直結しない場合も・自分から学ぶ姿勢があるとアピールできる |
化粧品成分検定 | ・化粧品の成分やパッケージ情報を読み解き理解できる資格・目的に合わせた適切な成分が含まれている化粧品を選べるようになる |
コスメマイスター | ・化粧品に関する基礎から専門的な知識を取得できる・試験概要に「化粧品関連の仕事に従事できる専門知識の取得」とあるため、美容部員にもおすすめ |
美容師免許 | ・今回紹介する資格の中で唯一の国家資格・美容師の養成施設を卒業している必要がある・美容師としてだけではなくメイクや美容につい手も学ぶ |
紹介した中でも特に、美容師免許は唯一の国家資格です。ヘアカットがメインかと思われるかもしれませんが、美容系の知識も問われるため美容部員として働く際にも役立つでしょう。
ただ、美容師の養成施設を卒業している必要があるため、計画的に取得する必要があるでしょう。
メイクテクニックを身に付けられる資格
メイクテクニックに関する資格には以下のようなものがあります。
日本メイクアップ技術検定 | ・メイク検定の中では最も有名・多くの美容専門学校にて導入されている・実技試験あり・検定のスキルと実務で求められるスキルは違う場合もあるため注意が必要 |
メイクアップアドバイザー検定 | ・基礎知識と応用知識の2段階に分かれている知識検定試験・メイクアップやスキンケアに関する知識力が求められる |
メイクセラピー検定 | ・化粧療法の一環として心理カウンセリングの手法を取り入れている |
シュウウエムラ メイクアップ技術検定 | ・世界的にも有名な「シュウウエムラ」のメイクアップ技術検定・正確な技術だけではなく、メイク技術者としての立ち振る舞いも習得できる・こちらの資格があれば日本メイクアップ技術検定1級の受験資格が取得できる |
どれを取得するか迷ったら、最も有名で多くの美容専門学校にも導入されている日本メイクアップ技術検定がおすすめです。
1〜3級まであるため、ステップアップもしやすい資格です。ただ、検定に合格するためのスキルと実務で求められるスキルは異なる場合が多いです。
検定で得たスキルに固執するのではなく、あくまで基礎として各ブランドの研修で教えてもらったスキルを重視するようにしましょう。
スキンケアなどに関する資格
スキンケアに関する資格には以下のようなものがあります。
美肌検定 | ・美しい肌を維持するためのベストな方法をマスターできる・メイクアップをさらに美しく演出する手法も学べる |
スキンケアマイスター | ・美容を学問として学びたい人におすすめ・紫外線・化粧品・エステなど肌に関する総合的な知識を習得できる・科学的根拠のある正確な知識が身に付く |
スキンケアアドバイザー | ・日本スキンケア協会認定資格・医師監修の教材を使用するため正確な知識が身に付く |
スキンケアカウンセラー | ・スキンケアアドバイザーから発生した資格でより高度な知識が得られる・カウンセリング時の話し方や心得も身に付けられる |
スキンケアに関する知識は、お客様のためだけではなく自分の美肌を保つためにも役立ちます。おすすめは、科学的根拠のある知識が身に付くスキンケアマイスターか医師監修の教材を使用するスキンケアアドバイザーです。
接客に関する資格
接客に関する資格には以下のようなものがあります。
接客心理検定 | ・心理学も取り入れたコミュニケーション技法も学べる・色彩学や行動学も取り入れられている |
色彩検定 | ・文部科学省が後援する資格・ファッション業界などさまざまな業界で注目されている・お客様に合う色味などを紹介できる |
美容部員以外の業界に転職する可能性がある場合、接客心理検定がおすすめです。接客を行う職種は数多く、どの業界に転職したとしても役立つ資格です。美容部員としての経験と接客心理検定があれば、かなり有利に転職が進められるでしょう。
まとめ
この記事では、美容部員に向いている人の特徴や合った方がよい経験や資格について解説しました。
美容部員に向いている人は、美容や化粧品類が好きだったりトレンドを敏感にキャッチできたりする人です。美容部員になるために資格などは不要ですが、資格や検定をもっていると就職に有利に働くこともあります。
美容部員として働きたい人は、ぜひ一度『Miite!up(ミーテアップ)』にご相談ください。
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