【美容部員インタビュー】勤務歴9年の先輩が語る！仕事の魅力とは？（後編）
美容部員として働く先輩OBへのインタビュー企画。今回は、美容部員としてこれまで約9年のキャリアを持つTさんにお話を伺いました。未経験でスタートした百貨店での仕事内容や新人時代のエピソード満載の（前編）に続き、（後編）ではＴさんの仕事観を通じて垣間見る「美容部員」という仕事のやりがいや魅力についても語っていただきました！
＜Profile＞T さん 高校卒業後に製菓専門学校へ進学するも、興味のあった美容業界へ。未経験のスタートから世界的に有名なラグジュアリーブランド「C」の美容部員として百貨店にて４年半勤務。その後、出産育児によるブランクを経て、再びラグジュアリーブランド「G」で4年間のキャリアを再スタート。約9年の美容部員経験を活かし、現在はガイアサインのスタッフコーディネーターとして活躍中。
出産育児を経て 美容部員としての再スタート
ー 25歳で出産育児に専念されたということですが、美容部員としてもう一度、働こうと思ったのは、どうしてですか？
わたし自身が30歳、下の子どもが2歳になった頃に離婚をしたんです。2人の子どものために「家計をなんとかしなきゃ」と働くことを決めました。
といっても、美容部員の仕事は土日祝日がメインでお休みも取りづらい…
実家に戻り、両親のサポートを受けながらの仕事再開でした。
ー そうだったのですね。実際、美容部員の仕事と子育てとの両立は大変だったんじゃないかと…？
勤務時間は早番で9時～18時の仕事でした。通勤にも時間がかかるため、少し退社が遅れる場合は、両親が保育園や学童の送迎をしてくれました。
子どもたちも祖父母と過ごす時間が多すぎて、わたしのことを「お母さん」ではなく「おばあちゃん」と呼び間違えることも度々ありました。ただ、わたしも必死だったので、葛藤する余裕すらなかった時代…
子どもがインフルエンザ等の感染症にかかってしまったときは病児保育も利用しましたし、とにかく受けられるサポートはすべて受けながら働きました。
美容業界で小さい子どもを育てながら働くのは大変だと思いますが、わたしにとっては、それでも頑張りたいと思える、やりがいと魅力ある仕事だと思います。
ー 復帰まで数年のブランクがあったと思いますが、仕事面で苦労したことや葛藤はありましたか？
4～5年程ブランクがあったので、復帰した当初はタッチアップも上手くできませんでした。
接客のクロージングも「どうやってしていたんだっけ？」という感じで…
「お客様が求めているもの」を提供するのは簡単ですが、「お客様が求めている以上のもの」をご提案しないと、売上につながらない。
いちばん葛藤したのは、前職とは別のブランドだったことも大きいかもしれません。
前職のブランドは、ブランド力・集客力ともにナンバー1だったので、”待っていてもお客様がいらっしゃる”ような売り場でした。
復帰したのは、外資系メイクブランドですが、同じ世界的に展開しているブランドでも、商品も違えば、お客様の層も違う。こちらからアプローチしないと売上が立たない。だからこそ、お求めになられる商品だけじゃなく、次につながる商品を提案したいと奮闘していましたね。
最初は感覚を取り戻すまでに数カ月かかり、さらに集客、売上をたてていくために必死でした。それでも、同じ職場の信頼できる上司やスタッフがいたからこそ、楽しく仕事ができたんだと思います。
美容部員は 出逢う人にワクワクを届ける「エンターテイナー」という仕事
ー 美容部員歴9年のTさんにとって、ずばり「美容部員という仕事のやりがいや魅力」は何ですか？
美容部員の魅力ややりがい… 本当に色々あるので短く伝えるのは難しいのですが
一言で表すと、「美容部員という仕事は、エンターテイナー」だと思うんです。
例えば、大根1本、八百屋で買えます。お魚1匹、魚屋さんで買えますよね。
同じ商品はただ陳列されているだけのスーパーでも買えるけれど、
八百屋や魚屋さんでは
「さっき市場で仕入れてきたばかりで新鮮だよ」とか「こうやって料理して食べたら美味しいよ」といったやり取りができる。
そうしたやり取りを通じて、お客様はワクワクすることができるんだと思います。
美容部員はさらに「化粧品をこうやって使ったら、こんなにも変われるよ」という実演ができ、ワクワクや喜び、ときめきをお客様に持ち帰ってもらうことができる。
笑顔で「また、くるね」と言ってお帰りになられるお客様。お客様とのつながりを化粧品や商品を通じてつくることができる。
今は特にネットで購入できる環境が整っているからこそ「お客様が、わざわざ売り場に足を運んでくださっている意味はなんだろう？」と考えますよね。
お客様とひとつでも多くコミュニケーションを取ることが大切だと私は思っています。
ー 「美容部員はエンターテイナー！」Ｔさんの仕事の哲学が詰まった一言ですね。どんな姿勢で美容部員のお仕事をされていたのか、とても伝わってきました。
ー Ｔさんは、現在は【美容部員の求人・派遣・人材紹介 | ガイアサイン】でスタッフコーディネーターとして働いていますね。美容業界の現場から、美容部員を支える裏方の仕事にまわられたのは、どうしてですか？
実は出産育児を経て、美容部員として仕事復帰をした際に出逢ったのが『ガイアサイン』でした。そこで、ガイアサイン伝説のキャリアコンサルタント辻さんと出逢いました！
ー 辻さんとのエピソードは長くなりそうなので、またの機会にしましょうか…（笑）
はい、派遣社員として働いていたガイアサイン時代。そして現在はその経験を活かし、美容部員として働きたい方の面接や勤務開始のサポートができればと、ガイアサインのコーディネーターの仕事をしています。
今回、この記事を読んでくださっている方の中には「美容部員に興味はあるけど、ちょっとこわいな」「未経験だけど、大丈夫かな？」と感じられている方もいらっしゃるかもしれません。
わたしも未経験からのスタートでしたので、そういった気持ちもよく分かります。ガイアサインは、そんな想いで応募してくださる方を万全にサポートしています。ぜひお気軽にご相談やご応募いただけたらと思います。
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